3Dプリンター比較サイト|用途や材料に合わせて選ぼう

立体の造形物を作成できる3Dプリンター。今回は、3Dプリンターの概要や造形方式、おすすめの3Dプリンターについて紹介していきます。

FC2USER857731YAL さん

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3Dプリンターって何ができるの?

3Dプリンター(スリーディープリンター、英語: 3D printer)とは、3DCAD、3DCGデータを元に立体(3次元のオブジェクト:製品)を造形する機器。通常のプリンターのように紙に平面(二次元)的に印刷する形式や、鋳型を作って造形材を充填・固形化する形式と異なる。

・3Dプリンターの造形方式について

【粉末焼結積層造形方式】

高精細で複雑な造形が得意なSLS方式は、高出力のレーザー光線を直接粉末状の材料に照射して焼結させる造形方式です。使用可能な材料として、ナイロンが一般的ですが、Al合金・SUS・ニッケル基合金・チタン・マレージング鋼・CoCrなどの金属材料を使用したDMP(Direct Metal Printing)方式も、最近注目を集めています。

【光造形方式】

光硬化タイプの液体樹脂に対し、紫外線を当て、一層ごとに樹脂を硬化させながら立体物を造形する方式です。一層分の光硬化が済むと、テーブル(造形物が設置されている造形台)が垂直方向に移動し、次の層を造形します。この動作の繰り返しにより、光硬化樹脂を硬化させながら積層造形を行います。

【熱熔解積層方式】

おもにコンシューマ向けに低価格で販売されている3Dプリンターが採用しています。熱可塑性樹脂のABSやPLAなどでできたリール状の細いフィラメント(モデル材およびサポート材)を、溶かしながら積み重ねていきます。

【インクジェット方式】

光造形の一種で、インクジェットのヘッドから紫外線硬化性の樹脂を噴射し、UVランプで紫外線を照射して固めていく方式です。ヘッドから微細な樹脂を噴射するので、小さな積層ピッチで、なめらかに仕上がります。

業務用と個人用の3Dプリンターの違い

・業務用は品質が高い

個人用は安く購入できますが性能は業務用に劣り、反対に業務用は価格が高くなりますが再現性や強度の高い造形物を作ることが可能です。

・サイズが異なる

人の背丈以上のものもあり、それは明らかに業務用と判別できます。
価格も1000万円~1億円ほどし、価格での判別にも当てはまります。
ただ、ストラタシス・ジャパンから発売されている「mojo」という機種のように価格が1580,000円し、業務用に分類されているもので、わりと小型のものもあります。

・造形方式が異なる

フィラメント樹脂を溶かし積層していく方式が一般的です。
家庭用の3Dプリンターは9割以上がこの方式を取っています。
ただ、最近では光造形方式の家庭用3Dプリンターも出てきているようです。
今後、さらにいろいろな造形方式の家庭用3Dプリンターが出てくると思います。

また、業務用の3Dプリンターはインクジェット方式や粉末熱焼却方式など、素材により様々な造形方式を用いますが、逆にFDM方式で業務用の3Dプリンターもあります。

おすすめの3Dプリンター

■ オープンキューブ SCOOVO X4

2014年6月発売
熱溶解積層法
日本産(直販)
ソフトウェア 日本語のソフトウェア「SCOOVO Studio」
Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 (32bit / 64bit対応)
シルバーとブラックの2カラーあり

■ ニッポー 遊作くん

2014年8月発売
熱溶解積層法
日本製(直販)
日本語ソフトをダウンロードして使用
日本語による問い合わせOK
対応OSはWindows 7以降

■Jupiter(ジュピター)

3Dプリンターにおける、複雑な造形出力や長時間の造形制作には、不慮のトラブルはつきものです。Jupiterはそのような場合でも、現場で迅速に作業復帰できるよう部品交換やデイリーメンテナンスを、可能な限り使用者が行えるよう設計されています。

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