「施工管理技士」の役割としては、建設工事の実施に当たり、その"施工計画"及び"施工図の作成"並びに"当該工事の施工管理(工程管理、品質管理、安全管理等)"を適確に遂行することが必要となります。
出世を目指すなら施工管理がおすすめ!どんな仕事内容なの?
施工管理は、建築業の中でも収入ややりがいに期待できる役職です。
出世を目指すなら、意識しておいて損はないでしょう。
施工管理がどのような仕事か、またその魅力などについてご紹介します。
技術者不足が叫ばれて久しい昨今、施工管理技士の需要はますます高まっており、有資格者に手当を支給する企業も多数あります。正に"喉から手が出るほど欲しい"人材と言えるでしょう。
工事が大規模になるほど工程は複雑になり技術者の数も増えるため、施工管理によって計画性のある質の高い工事を行う必要性があるのです。
出世するのであれば、やはり気になるのが収入面でしょう。
施工管理に就いた人が期待できる、年収の相場についてご紹介します。
とはいえ、細かい数字は会社や仕事内容に左右されるため、あくまで目安とすることをおすすめします。
建設工事の現場監督をし、現場のキーパーソンとも言うべき施工管理技士。転職サービスDODAの調査によると、建築・土木の施工管理技士の平均年収は約462万円、内装・インテリアの施工管理技士の平均年収は約439万円です。
施工管理技士全体の平均年収は約450万円と言われており、この数字が他業種・他職種と比較する目安の年収です。
ちなみに総務省統計局の賃金構造基本統計調査によると、全体の平均値は2016年で約440万になるので、施工管理技士全体の年収という大きな括りだと平均より若干高いということが分かります。
ある大阪の建築施工管理の求人では、月収が72万円+ボーナス145万円。年収にすると1,009万円。
東証一部上場で大手企業の水処理メーカーの土木施工管理は月収57万円+ボーナス115万円。年収にすると799万円。
施工管理の仕事は、年収1,000万円超えを狙える事が分かりました。
平均年収としては、約450万円ほどを考えておくと良いでしょう。
ですが、働く会社の規模によっては、1,000万円超えをも狙えます。
一般の作業員から施工管理になるのは、夢のある出世といえるでしょう。
設計監理/施工監理/コンストラクションマネジメントらの建築計画計画に基づいて、設計図設計が行われ、適正な技術と部材で、必要な技術や部材の開発が完了した現場で工事を進める仕事です。
様々な人が関わり、複雑な工程を経る建設工事では、全体をまとめる施工管理の役割が非常に重要です。管理が上手くいかないと、スケジュールが伸びたり予算をオーバーすることに繋がります。危険の多い現場で、安全に工事を進めていくのも施工管理の役割であり、責任感も求められます。
最初は平面図でしかなかったものが立体として目に見えるものになり、完成した建物が人に利用されたり世の中で認知されたりしていくことに、やりがいと誇りを持つことができます。
建築施工管理技士は、超高層マンションや商業ビル、駅や病院など、人の生活を支えたり、公共性の高い建物の工事に携わる機会が多くあります。
責任は重大ですが、無事に良いものを完成させることができれば満足感でいっぱいになりますし、自分の携わった仕事が評価されたときにはものすごくうれしくなります。
人の喜びに寄り添う思いやりを育む一方で、その経験がスキルアップにも直接関わってきます。
特にお施主様の意図や要望を汲んで形にするというスキルは、実践を通してこそ大きく伸びる能力です。人の意図を汲む、というのはビジネススキルとしても非常に高度なものなので、現場以外の場面でも必ず役に立つことでしょう。
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