近年では平均寿命や高齢者の健康寿命が延びたこともあり、定年を迎えても働き続ける方が増えてきています。とはいえ、一般的には定年を迎えると仕事をやめて、老後を過ごすことになります。働いているときであれば毎月の給与があるため、日々の生活にそれほど困窮することはありません。しかし、定年を迎えると給与はなくなり、預貯金や年金で生活することになります。
老後資金を貯めるなら投資がおすすめ!
年金も不安定になっていることから、老後資金について真剣に考える人が増えてきました。
今回は老後資金を貯める方法についてまとめました。
老後資金は毎日の生活費はもちろんのこと、家賃や医療費、住居の維持費などに加えて、冠婚葬祭費や娯楽・趣味のための費用なども当てはまります。もしものときの備えや日々を楽しく豊かに過ごすことを考えると、老後資金は今から貯めておくほうが望ましいといえます。
老後資金について考える上で忘れてはならないのが、退職金の存在です。退職金はまとまった金額を受け取ることができるため、老後資金として活用しやすいといえます。
老後に必要とされる貯蓄額は、60歳の時点で3000万円と言われています。しかし3000万円を蓄えて老後生活に突入しても、生活保護とほぼ変わらない水準の暮らしになるのが現実です。
総務省による平成29年家計調査によれば、高齢無職夫婦(夫65 歳以上,妻60 歳以上の夫婦のみの無職世帯)の平均消費支出は、月額23万5,477円、約6,500万円もの生活費が老後にかかるということになります。
平成29年家計調査によると60歳以上の単身者の平均消費支出は14万2,196円。
25年だと約4,266万円生活費が必要です。
国が発行する債権で、「国にお金を貸すと利子をつけて返します」という証明書のようなものです。証明書とは言っても完全にペーパーレスで、銀行や証券会社から購入を申し込むことになります。個人では「個人向け国債」と「新窓販国債」を購入することができ、債権の中ではもっとも安全性が高い債権です。利率は定期預金に似ているため、運用する際は同じ期間の定期預金と比較しましょう。
個人年金保険はローリスク・ローリターンの投資手法で、どうしても投資に苦手意識があるけれども、老後のために何かしたいという人におすすめです。ただ、ゼロから3000万円の貯蓄を目指すとなると厳しい面がありますが、不足分を退職金でまかなえる方なら良いでしょう。
一口に投資信託といってもローリスク・ローリターンからハイリスク・ハイリターンまで様々な商品があり、知識がついてきたらそれらを組み合わせて保有することも可能です。低リスクで3000万円の貯蓄を目指すならオススメの投資手法です。
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