アパートなどの老朽化物件を所有している場合、悩ましいのが建て替えをするか、大規模リフォームをするか、売却してしまうかという問題です。
古い一棟マンションどうする?売却も視野に入れよう
築年数が古い一棟マンションを所有しているなら、早めに売却を視野にいれたほうが良いかもしれません。もしかしたら今後はデメリットしかないもしれないからです。現在古い一棟マンションを所有している人が知っておきたい、売却事情をお伝えします。
築年数が古くなると耐震対策や防犯対策、バリアフリー対策も必要になってきます。あまりにも対策する箇所が多い場合は建て替えも検討する必要もでてきます。
建て替えの際は銀行などから新たに融資を受けなければならないでしょう。経営が順調にいかなければ多額の借金が残るリスクがあります。
マンション1棟を所有した場合、空室への対処など、区分所有にもある問題がより大きな問題として出てきます。「より大きい」とは、より高いリスクとなって出てくるということです。
そうなれば当然見込んでいたキャッシュが入らなくなり、銀行ローンの返済に苦しみ、最悪の場合返済できず、差押え競売にまで発展しかねません。
古くなると入居者が減りやすいため、空き室リスクを把握しなければなりません。
後々のことを考えず一棟マンションを購入した場合は、経年劣化により入居者がいなくなり、破産するリスクもあるでしょう。
時代が変化するとともに建物のニーズも変化します。
昔は人気だったマンションも、年月が経てば需要はなくなっていくのです。中古マンションは設備や間取りが古く、現在のニーズにマッチしているとは限りません。
リノベーションをして現在のニーズに合わせようとしても、場合によっては新築マンション購入より多くの費用が掛かる可能性があります。
まずは物件相場の確認から始めましょう。
相場を知っておくことで、不動産会社から提示される査定額が妥当なのか、売り出し価格はいくらが適切なのか、あとで自分で判断できるようになるからです。
不動産会社に査定依頼を行い、その中から、仲介を依頼する不動産会社を選びます。実のところ、一棟物件の売却では不動産会社を選ぶプロセスが最も重要です。
依頼したい不動産業者が決まったら、その業者に仲介を依頼します。買い取りによって一棟売却をするのであれば仲介契約は必要ありませんが、多くの場合は仲介によって買い手を探すことになると思いますので、ここで正式に仲介の依頼をします。
不動産の場合、木造は22年、鉄筋コンクリート造は47年と法定耐用年数が違っているため、減価償却を終えたタイミングで売却するのも一つの手です。
不動産を売却して得られる所得を「譲渡所得」と呼びます。売却によって売却益が出た=譲渡所得がプラスになった場合には、所得税と住民税がかかります。
なお、譲渡所得税は、土地・建物の保有期間によって税率が異なります。
譲渡した年の1月1日現在において、保有期間が5年を超える土地・建物等は「長期譲渡所得」、5年以下の土地・建物等は「短期譲渡所得」となります。
結果、1200万前後と想定していた当初より300万円も高い1500万で売却する事ができましたのでとても満足しています。
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