システム建築とは建物を構成する部材を『標準化』することにより、『建築生産トータル』を『システム化』し、『商品化』した建築です。
システム建築とは?システム建築について知っておこう
建築工法のひとつに、システム建築があります。
一般的な建築にはない、手軽に感じられる特徴が複数伴います。
システム建築は、どのような建築なのでしょうか、またどういった用途に適しているのでしょうか。
詳しくご紹介します。
工場・倉庫・物流施設・店舗・最終処分場等に適した建築工法で、建設のうえで想定される検討事項・仕様が予め標準化されているので高品質でありながら、短工期・低価格を実現しています。
システム化とは
標準化された部材と標準化された建築生産トータルのプロセス技術を、体系化し省力化することで、お客さまにとってわかりやすく「商品化」したもののことです。
仮設⾜場が不要!
J.ウォールやK.ウォールの取り付けには、⾼所作業⾞を使⽤します。外壁⾃体が⾃⽴できるだけの強度を有しているため、仮設⾜場を必要としません。
システム建築の良さは、用途を考えて利用することでより引き出されます。
逆にいうと、合わない用途も存在するわけです。
システム建築がどういった用途に向いているのか、知っておきましょう。
工程をシステム化することで、短工期・低価格での施工を可能にするシステム建築は、工場や倉庫からスポーツ施設、劇場、店舗まで、その用途を広げ続けています。
建物の構成要素となる鉄骨・屋根・外壁・建具などに関する建築部材を標準化・軽量化し、 建築生産の一貫をシステム化した商品です。 無柱スパン最大60m、中間柱付では120mの大スパンに対応致します。
強風や地震から工場・倉庫を守るために欠かせないのが、地盤の強度を上げたり、鉄筋の骨組みで建物の土台をつくったりする基礎工事です。
杭基礎が必要な軟弱地盤において、基礎・杭・柱を一体化させた、メタルビル独自の基礎工法。基礎梁と杭本数が減らせるため、コンパクトな基礎が実現します。
柱と杭を一体化した〈いちいち基礎工法〉「JFEシビル メタルビル建築より」
複数のメリットを伴うシステム建築ですが、だからといって在来工法に成り代わる手法というわけでもありません。
それぞれの特徴や良さがあるため、用途に合わせて選択することが大切です。
一般的に工場や倉庫、社屋、事業用建物の建築ではその建物が建つ土地、施主の志向に合わせてゼロから企画・設計を行います。
しかしこの場合は、その建物の企画・設計から使用する部材の調達まですべてをフルオーダーメイドで行う為、特徴的な建物の建設が可能である反面、中小企業にとっては慎重にならざるを得ない投資の金額になってしまいます。
システム建築では建物を構成する部材や収まりを標準化を行うことで建設プロセスを規格化し、生産効率の向上を図り短工期を実現したものです。
その短工期の結果、建設に関わる費用を大きく削減できます。
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