暖炉がある注文住宅を建てたい!メリットデメリットは?

本物の暖炉がある家は、日本に少ないかもしれません。
ですが、暖炉があるからこその温かみは、一度味わうと病みつきになること必至でしょう。
注文住宅なら、それが自由に検討できます。
暖炉がある注文住宅を建てるときの、メリットデメリットについてご紹介します。

FC2USER577663JIL さん

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注文住宅で暖炉を作るには

暖炉のある家は、日本においてあまりなじみがないかもしれません。
注文住宅で暖炉を作るには、どのような事前知識を備えておくべきでしょうか。
まずは基本について、知っていきましょう。

デザインは、横長のクラシック(トラディショナル)タイプと縦長のモダンタイプの大きくふたつがあります。鋳物(いもの)製はずっしり重厚感があり、スチール製はモダンなデザインが充実。ピザなどが焼けるオーブン付き薪ストーブもあります。

人気メーカーは、アメリカの「バーモントキャスティングス」や「ダッチウェスト」、ノルウェーの「ヨツール」、デンマークの「モルソー」や「スキャン」社です。それぞれに特徴があるので、販売店で比較してみてはいかがでしょう。

ただ、土地や近隣環境から思っていた通りに設置できる場合ばかりとも限りません。また、部屋の中心に暖炉が大きく設置されてしてしまうと他のインテリアとうまく合わない、という場合もあるかもしれません。

■暖炉を設置する場合の注意点

暖炉は、暖房や電気ストーブと異なり、本物の火をともし続けるタイプの暖房器具です。
そのため、注意点についてもしっかり意識しておく必要があります。

暖炉と薪ストーブの最大の違いは、熱効率にあります。暖炉の場合、薪を燃やした熱の多くは、そのまま上部にある煙突から外に出て行ってしまいます。そのため、暖炉の直ぐ側にないと温まることはできません。

薪ストーブは暖炉が進化した設備であるといえますが、暖炉にはレンガ造り独特の風情があるため、どちらが優れているとは一概にはいえません。風情を重んじる人は暖炉、熱効率を重んじる人は薪ストーブというふうに、好みに応じてどちらを使うか選択するといいでしょう。

本体の設置については、2年前にこの部分の建築基準法が少
し緩和され、設置しやすくはなりましたが、建物の壁との距離、
天井の高さ、加えて壁の中の構造によって火災の原因となります。

暖炉があるメリット

暖房システムが発達した現代において、あえてアナログな暖炉をチョイスするのは、非効率でしょう。
にもかかわらず注文住宅で検討したい人が多いのは、そこにメリットがあるからこそです。
暖炉のメリットについて、ご紹介します。

家の中にあるだけでインテリアとしてもかなり目立ちます。
暖炉があるだけで友人や知人を家に招いて自慢したくなりますよね。
また、壁に埋め込まれているので部屋のスペースを取らないというメリットもあります。

実質的な利点としては、料理の幅が広がる、灯油や電気代を気にせずに暖房として利用出来る、災害時でも料理や暖房に困らないなどがあります。

遠赤外線の働きで身体の芯まで温められますし、壁や天井なども電気暖房と違って温まるので、寝る時に寒い、暖房器具を消した途端に冷気が入り、すぐに寒くなってしまう、なんて心配もありません。

暖炉があるデメリット

メリットが魅力的である反面、デメリットも気にしておかなくてはなりません。
味わいあるインテリア性、遠赤外線のぬくもりなどと比較して、どれだけ気になるかを考えてみてください。

暖炉は、初期の造成設備関係、防火対策、煙突など、初期的な費用が非常に高額になる点は、デメリットとしてあると思います。

燃料としての薪の調達・保管・乾燥なども意外に大変です。
煙の臭いなどに関して、近隣住宅からの苦情なども考えられます。

安全性を考えるなら

デメリットは気になる、だけど暖炉の味わいは取り入れたい。
そんな人には、本格的な暖炉に変わる薪ストーブがおすすめです。
薪ストーブの特徴も、押さえておきましょう。

触っても熱くない特別な構造と素材の薪ストーブが設置されています。

薪ストーブは暖炉の改良品です。燃焼効率を上げながら排気を綺麗にするために作られました。建物から切り離されて設置するものなので、メンテナンスや交換が簡単です。
そしてデザインや炎の出方、調理や耐久性などをたくさんの種類から選ぶことができるのです。

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