業務用3Dプリンターはどれを選べばいい?目的別オススメ3Dプリンターまとめ

3Dプリンターには、業務用と家庭用がありますが、何が違うのでしょうか。今回は、業務用3Dプリンターの基礎知識や選び方について紹介していきます。

FC2USER857731YAL さん

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ハイクオリティな造形を求めるならやはり業務用

性能にこだわるのであれば、断然、業務用3Dプリンターをお勧めします。

と何と言っても完成度の仕上がりが高くなります。ただ、その分家庭用3Dプリンターに比べて値段はかなり高くなります。

安い商品だと20万円ほどで購入することも可能ですが、何百万もする商品も溢れています。

また、業務用3Dプリンターは、「光造形方式」「インクジェット方式」「粉末固着(接着)方式」が多いです。

・光造形方式

光造形の特徴としては、造形物の表面が滑らかなことが挙げられます。造形物の精度も高く、注型品のマスターなどとして利用されています。また、他の造形方式に比べて透明度の高い造形物が製作でき、後工程で研磨することで透明度を高めることもできます。

・インクジェット方式

インクのような微細な状態から、物体を造形するため、従来の積層造形と比べた場合、滑らかな表面や微細な造形が可能な点にある。
また、二次元印刷がCMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)の4色掛け合わせによって様々な色を表現できるように、インクジェット法の3Dプリンターも、高機能モデルでは、フルカラーやマルチカラーが再現可能だ。

・粉末固着(接着)方式

粉末固着方式の最大の特徴は、フルカラー造形が可能なことです。CMYKインクで色付けされた接着剤を使用することで造形物にフルカラーを表現できます。この特徴を利用して、色の表現が重要な人物フィギュアや建築モデルなどによく利用されています。また、造形速度が他の方式に比べ3~5倍程度早いため、大きな造形物でも素早く形にすることができます。

業務用3Dプリンターの選び方

・積層ピッチを基準にする

精度を計る際に一つの基準となるのが「積層ピッチ」と呼ばれるもの。「積層ピッチ」とは3Dプリンターで積み上げていく素材の感覚のこと。この数値は小さければ小さいほど、密度が高まり、強度の強い、滑らかな表面の造形物が出来上がります。

・オートキャリブレーション機能がついているか

物作りの精度を高めるためには、プリント性能を高めること。それには「オートキャリブレーション機能」が必要です。

オートキャリブレーション機能とは、作成する対象物を作る「台座」を水平に保つ機能のこと。この台座が斜めに傾いていると綺麗に出力できない場合があり、もはや必要不可欠の機能とも言えます。

3Dプリンターを選ぶ際には、必ずオートキャリブレーションの有無をチェックしておきましょう。

・プリントしたい素材に対応しているか

対応する素材も3Dプリンターを選ぶ時に重要な要素です。PLAフィラメントやABSフィラメントといったものが代表的ですが、種類によっては木材などの堀削などもできるモデルもあります。

家庭用でも十分、スマホケースやPCのキートップ、欠損したパーツなどを作ることができる時代となり、細かなオペレーションは必要ですが、趣味として一台購入してもいいかもしれません。

・アフターサービスをチェック

最近は、100万円までの価格で導入できるデスクトップFDMプリンターを購入される企業も増えてきていますが、メーカーによってサポート体制が全くない場合もあります。その際にはトラブルシューティングをユーザーですることになり、実際の設計業務とは関係のない作業に時間を取られてしまう場合もあります。
安価なものでもきちんとサポートが受けられる機種を選定することも場合によっては必要かもしれません。

おすすめ業務用3Dプリンター

■キーエンス  AGILISTA3200

■MUTOH MF-2500EP

高温対応した新型ヘッドとテーブルが、エンジニアリングプラスチックの造形を可能に。 大型・高温・高精度。3D造形活用の幅が広がります。

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