オメガのオーバーホール費用はいくら?メンテナンスとの違いとは?

愛用時計に欠かせないオーバーホール。今回は、オメガのオーバーホールについて、概要や費用について紹介していきます。

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オメガの特徴

オメガの腕時計は、時計盤は正円のものがほとんどで、中央にブランドマークが入ってます。 四角い時計盤を使用した製品も存在しますが、あまり目にしません。 ベルトについては、革ベルト、金属ベルトの両方が存在します。 高級腕時計ブランドですが、スピードマスターをはじめ、スポーティーさを感じる実用的なモデルが多く、” 速さ ” を感じるデザインの時計が多いのも特徴です。

・オメガの歴史

1848年、創業者ルイ・ブランがスイスの ラ・ショード・フォンに時計工房を構えたのが 『オメガ』 の始まりです。 当時は懐中時計が主流でしたので、その組み立てを主な仕事としてました。 その後、オメガは大規模な生産設備を擁し、市場をヨーロッパ全土へと拡大します。

1894年、会社に一大転機が訪れます。

それは自社が開発した高性能ムーブメントが大きな話題となったことです。

ムーブメントとは時計のケース内部の動力機構部分のことで、そのムーブメントの名称は、ギリシャ言語のアルファベット順の最後に登場する文字から取って「オメガ」と命名されました。

このムーブメントを搭載した時計が大ヒットし、1903年それまでの会社名だった「ルイ・ブラン&フリッツ」が「オメガ」へと変更されました。

今や世界的なブランドであるオメガの誕生です。

・オメガの象徴「スピードマスター」

オメガの数ある傑作の中で永遠に語り継がれる伝説を残したのが、「ムーンウォッチ」の愛称で知られる「スピードマスター・プロフェッショナル」である。1969年7月21日午前2時56分GMT、人類が初めて月に降り立ったこの時に、アポロ11号の宇宙飛行士が着けていたのがこの腕時計だった。

・オメガの定番「シーマスター」

オメガ最初の防水時計「マリーン」は、当時のオメガの高い技術力を確証付ける物でしたが、そのマリーンよりもさらに 優れた防水機能をもつ本格的ダイバーズウォッチがシーマスターです。 数多くの深海探査において、シーマスターは高い精度と耐久性を発揮します。シーマスターの価格は15万円前後(定価)からです。

■メンテナンスとオーバーホールの違い

・メンテナンスとオーバーホールの大まかな違い

メンテナンス…人間の体に例えると、健康診断のようなもの。特に故障や不調ではないときに、時計の裏蓋を開いて、部品を一つ一つ分解して洗浄し、組み立て直した後、注油と調整を行う作業です。
オーバーホール…作業はメンテナンスと変わりませんが、ユーザーがある程度、時計の不調を自覚したうえで修理店に持ち込んでいる場合。人体に例えると、外来診察のようなものです

・オーバーホールの作業内容について

部品を隅々までキレイにするため、すべての部品を分解します。研磨作業や磨きもありますが、それは最終的な作業でありその間には様々な作業が組み込まれています。最も、機械式腕時計は必ず、古い油を除去して新しい油を入れるという必要不可欠なメンテナンスがあります。

オーバーホールへ出した際は壊れている個所があれば修理がセットでついてくるものだと考えましょう。オーバーホールを依頼して、万が一修理が必要な個所が見つかっても、修理を別途依頼しないという方はよくいます。パーツ交換が必要な場合は必ず見積もり時に連絡されますから安心してオーバーホールへ出しましょう。

オーバーホールの費用

・まずはクォーツ式か機械式を確認しましょう

大きく分けて「クォーツ式」と「機械式」の2つがあります。「クォーツ式」は、動力として電池を用い、「機械式」は動力としてゼンマイを用いています。さらに、機械式時計には、「手巻き」と「自動巻き」の2種類があります。「自動巻き」とは時計を着用した際、腕の動きに合わせてムーブメントに内蔵されているローターが回転し、歯車類に伝達してゼンマイが自動的に巻き上げられて動く仕組みです。

・クォーツ時計の場合

国産の一般的なクォーツ時計のオーバーホールは5,000円〜、海外ブランドのクォーツ時計のオーバーホールも10,000円〜、クォーツ時計でもクロノグラフは、少し高く20,000円〜となっているようです。

こちらは一般修理店での料金なので、メーカーに依頼すればもっと高い料金となるでしょう。

・機械式腕時計の場合

機械式腕時計のオーバーホールの費用は、国内メーカーの一般的な腕時計で10,000円〜、クロノグラフで20,000円〜となっているようです。

海外ブランドは20,000円〜、クロノグラフで30,000円〜となっているようです。

こちらはクォーツ時計同様に修理店の相場になるので、メーカーに依頼すると上記の価格より高くなる可能性があります。

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