「ピアノ」とは、本来「グランドピアノ」を指す言葉です。グランドピアノは、コンサートホールや学校の講堂、音楽室、ホテルのロビー、レストランなど、人が集まる場所でよく目にします。豊かな響きと多彩な音色は、力強く、繊細に、さまざまな情景や心情を表現することができ、多くの人々を魅了してきました。
ピアノは誰かの進めではなく自分で選ぼう!購入前のチェックポイントにも注目!
ピアノは、様々なメーカーや種類があり、どれを購入すればよいか迷ってしまいますよね。今回は、ピアノの種類や選び方などを紹介していきます。
限られたスペースにも設置できるよう、フレームと弦を床と垂直になるように配し、グランドピアノの機能を活かしたまま、できるだけコンパクトにしたピアノが「アップライトピアノ」です。音質はグランドピアノにはかないませんが、趣味用として、また練習用として普及してきました。
アコースティックピアノをデジタル化したもので、88鍵盤が一般的でアコースティックピアノに近い鍵盤のタッチ、音色が再現されています。左の写真はよく家庭で見かける、どちらかというとアップライトに似たような形で右の写真はステージでの演奏によく使われている形の電子ピアノです。
電子ピアノと同じ仕組みで作られているピアノです。ただし電子ピアノが「アコースティックピアノを再現したピアノ」なのに対し、シンセサイザーは「デジタルミュージックに適した、現代音楽が生んだピアノ」という点で違いがあります。鍵盤のタッチは軽く、音を切り替えたり重ねたりして多彩な音色を生み出すことが出来ます。
低音域のダイナミックな音を実現するためには、強い張力に耐える長くて重い弦が必要で、さらには、この長い弦に対応する大きな音響板も必要になるために、このような奥行きになるのです。
大きなグランドピアノはそれだけ豊かで力強い音を生み出すのです。
予算内に抑えることは大切ですが、設置スペースと求める音のバランスも考慮するようにしましょう。
店頭表示より安く購入できる可能性もあるので相見積りをとりましょう。アコースティック・ピアノは中古でも10万円を超える大きな買い物です。楽器店によって、同じメーカー、機種でも値段に大きな差がでることも。
何台か弾き比べていくと、誰でも鍵盤のタッチや音色の違いがわかってくるものです。そして徐々に「あのピアノよりこちらの方がなんとなく弾き心地がいい」というように、漠然と自分の好みがわかります。最終的には楽器自体の良し悪しというよりも、音を出した時に直感的に好きだと思ったものがあなたに合ったピアノといえます。
購入者の声を聞いてみると、「ピアノは出会い」という言葉がしばしば出てきます。特定のメーカー、型番に目星をつけ、勇んでショールームに行ってみたところ、たまたま目に入った別のメーカー、ブランドに一目ぼれ……なんてことも。
自分と長い付き合いになるピアノを選ぶならば、新品・中古、国産・輸入といった様々なジャンルのピアノを揃えている販売店の方が、ピアノとの出会いの機会を増やしてくれます。
ピアノは素人が手入れできる楽器ではありません。そこで、高度な訓練を積んだ調律師の出番です。
きちんとした販売店であれば、アフターフォローもしっかりしています。納品後も定期的に、調律・整調・整音をしてくれる専属の調律師がいるはずです。在籍の有無によって、お店選びの判断材料になります。
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