乾燥する冬は火事が起きやすい!会社を火事から守る方法

冬は乾燥する時期なので火事が多発しています。最近はビルの火災が多いので、会社の経営者は火事への対策を行うべきです。会社の中で火種になるものがないか、その火種の近くに燃え移るものがないか点検しましょう。念のために、消火器の点検や火災報知器の取り付けも行って万全な状態にしてみてください。

Marcia53 さん

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どうして冬は火事が多いの?乾燥する時期は危険

冬の時期になると火事が多発するようになります。

寒いとストーブやコタツのように、火事の原因となる暖房器具が使用されます。このような暖房器具から火事に繫がることがありますが、それ以外に冬の時期の乾燥も火事の原因の1つです。

・乾燥と火事の因果関係

空気が乾燥しているということは空気中に水分がないので、一度ついてしまった火が消えにくくなり、大規模火災につながる危険性が増えます。また、空気だけでなく、住宅に使われている木材などからも水分が失われており、火がつきやすい状態になっていることも原因のひとつです。

湿度が高いと、主に木材に水分が吸収された状態になります。これに火が近づくと、まず100℃近辺で水が水蒸気になり、周りに発散します。このため、木材の表面は水蒸気で充満し、酸素濃度が低下します。

また、乾燥した状態は静電気も発生しやすくなるため、摩擦によって静電気が発生し、その電気が何かに燃え移ってしまい火事が起きてしまいます。

冬は他の季節と比べて、火事が起きやすい状態なので、火事が起きないように注意が必要です。ビルや会社を守るためにも、経営者は従業員と一緒に火事を防ぐようにしましょう。

火事を防ぐポイント

火事を防ぐためにはガスの元栓を閉じる、暖房器具の近くに何も置かないようにする、などの対策を行います。
会社の場合は、他にも火事が発生する要素があります。その要素とそれに合った注意点もまとめてみました。

・コンセント

テレビやパソコンの裏側にあるコンセント。掃除がしにくく、ホコリも溜まりやすい場所ですが、そのホコリがプラグの上に溜まると空気中の水分を吸収し、両刃間に微電流が流れます。これが発熱・発火の原因となるので、マメに掃除をしてホコリを取り除きましょう。また、通電中の延長コードを、重ねたり曲げたりするとショートの原因に。無理な使い方はやめましょう。

どの職場でもパソコンを使用するため、たくさんのコンセントとケーブルが繋がっている状態です。コンセント周りはこまめに掃除しないと、ホコリやゴミに火が燃え移るので気をつけてください。
コピー機のように紙を使用する機械も、何がきっかけで用紙がコンセント付近に落ちて燃えてしまうという可能性があるので危険です。常にコンセント周りはチェックすべきです。

・水槽やポット

待合室に水槽が置いてある会社もあるはずです。その水槽の置き場所にも注意が必要です。

電化製品の近くに水気のあるものを置かない
「花瓶」や「水槽」、「アロマポット」などの水分がコンセント部分にかかると、そこから発火する可能性があります。

飲食店や食品工場では、ダクトに溜まった油やホコリに引火して火事が発生することがあります。

同じビル内に飲食店がある場合は、念のために自分のオフィスのダクトもチェックしたほうがいいです。

【煙の排気がなされているか?】
排気ファン(シロッコファン)の内部に油汚れが溜まっていないかを確認しましょう。また、「最近なんだか室内が煙たいな」と感じていたら、すぐにチェックを行ってください。
【グリスフィルターが油で汚れていないか?】
調理火が油で汚れたグリスフィルターに延焼する恐れがありますので、しっかりとチェックをしましょう。また、排気量の低下にも影響するので、電気代のロスにもなります。

会社を火事から守るために

常に会社の中で火事が起きないかチェックしていても、いきなり火事が起きてしまうこともあります。
その万が一に備えて、会社では防災対策をしておく必要があります。防災対策のために、ローンカードを作っておいたほうがいいかもしれません。

普段の支払いやつなぎ融資など、さまざまなシーンに活用したい場合、クレジットカードではなくローンカードをつくるのがおすすめです

すでにビジネスローンを利用している会社なら問題ありませんが、防災対策にかけるお金がない会社は利用を検討してみてください。

・防災設備の設置

防災設備とは消火器やスプリンクラー、火災報知機などのことをいいます。
これらはビルの規模によって設置しなければならない内容が異なりますが、基本的にはビルを建築した時点で全て確認し、設置が施されているはずです。
どこに何があるかを把握して置くようにしましょう。

設備が劣化していれば、新しい設備と交換しないといけません。業者に依頼して、ちゃんと作動するのか確認してもらいましょう。

・災害時の動きを従業員への周知

火災が起きた時は、経営者だけが行動するのではなく従業員全員で行動するべきです。
多くの会社では、災害時にどのように行動するべきなのか周知されていないようです。

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