ファクタリング (factoring)とは、企業が保有している売掛金をファクタリング会社が買い取る仕組みです。売掛金が支払いサイトの期日前に現金化でき、万が一売掛先が倒産した場合の支払いリスクを回避できるメリットがあります。
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ファクタリングには、メリットが多い一方、手数料がそれなりにかかったり、一部の悪徳業者・違法業者によってトラブルに巻き込まれる中小企業も一定数いるようです。
ファクタリング会社の中には償還請求権を設定している業者もあります。もし取引企業が倒産してしまったり、不払いが発生したりした場合には契約企業が代わりに保証しなくてはなりません。よほどの理由がない限り、償還請求権が設定されていないファクタリング会社を選びましょう。
多くのファクタリング会社ではなにも信用のない初回の取引では100万円までの取り扱いで手数料が20%程度というのが相場のようです。
自社のファクタリングは上記の手数料が低い項目をすべて満たしているのに手数料が高い気がすると感じた場合には、ファクタリング会社と相談するか、複数社へ見積もりを依頼してみましょう。
面談時や電話での相談時の相手の印象もファクタリング会社を選択する際の重要なポイントの1つです。
継続的にファクタリングを行う場合やなどには長い付き合いになりますし、審査の際には面談によって手数料も変わってくるためです。
一方的に話をして自社の話を聞いてくれずに、手数料を申し渡してくるような場合には他の業者も考えた方がよいかもしれません。
ファクタリングの手数料の相場は、初めての契約であれば15~20%くらいです。しかし悪質業者は手数料を平気で30%以上に設定したり、通常手数料が高いとされる2社間ファクタリングを5%前後で勧めてきたりと、到底考えられないようなことを仕掛けてきます。
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