最近は従来の人間関係などによるストレスに加え、IT化によるテクノストレスなどといった新たな原因のものもあり、それらを解決することによって、「働く人の健康をこころとからだの両面から支えていくこと」が産業医の使命で、病院や診療所の医師とは役割にだいぶ違いがあります。
具体的には健康診断や健康相談を行う、職場に問題となるところがないか定期的に見て回る、各職場の代表と話し合いをする、などです。1,000人以上の人が働く職場では常勤産業医を、50人以上が働く職場では非常勤の産業医を置くことが義務づけられています。
ストレスチェックの実施者や高ストレス者への面接指導を行う医師はストレスチェックにおいて重要な役割を担っているので、各事業場の産業医が務めることが望ましいとされています。
卒業後3~5年:週1日勤務で200万円未満(週4日勤務の場合は700~800万)
• 卒業後6~10年:週1日勤務で200~250万年(週4日勤務の場合は800~1,000万円)
• 卒業後11~15年:週1日勤務で250~300万円(週4日勤務の場合は1,000~1,200万円)
• 卒業後16~20年:週1日あたり300~350万円(週4日勤務の場合は1,200~1,400万円)
• 卒業後21年以上:週1日勤務で350~400万円(週4日勤務の場合は1,400~1,600万円)
具体的な金額に差こそあれ、両者に共通しているのは、「従業員数が多いほど、産業医に支払う料金は高くなる」傾向にあるということ。従業員数が多いほど面談等の時間がかかることや、目を配らなければならない社員の人数が増えることからも、こうした傾向が見られるのも納得と言えるでしょう。
週4日勤務した場合の年収はおおよそ1,000万円~1,500万円(民間医局調べ)です。ちなみに厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」によると、医師の平均年収は約1,240万円ですが、専属産業医の年収が病院勤務医と比較して高いのか低いのかは考え方で大きく変わると思います。
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