年齢ともに肌の弾力は失われていきます。コラーゲンとヒアルロン酸を生み出していた線維芽細胞(せんいがさいぼう)が衰えてこれらを生成する力が弱くなってしまうからです。また加齢とともに、線維芽細胞自体の数も減っていきます。
30代から悩まされる目の下のたるみ!どうすれば改善できる?
30代に入ると、目の下のたるみが気になってきます。そんなたるみを悪化させないためには、予防や対策が重要です。今回は、目の下のたるみの治療方法や効果のある美容成分などを紹介していきます。
眼球を支える筋肉が衰えることで、脂肪が前に突出してしまうからです。もともと目の下には眼球を支える眼窩脂肪(がんかしぼう)という脂肪があります。
この脂肪を支えている筋肉が衰えることにより、脂肪が前に突出し、目の下のたるみとなってしまいます。
加齢により、この筋肉は衰えていきますが、この衰えを促進する習慣が、PCやスマホの使いすぎ、下を向いて本を読む習慣です。この悪習慣に心当たりがある方は、コリ、むくみ、姿勢の悪さなどにも心あたりがあるのではないでしょうか。
PCやスマホで目を酷使することも目の下のたるみの原因になります。疲れがたまると目の周りの筋肉が硬くなり、目元全体の血流が悪くなると老廃物が蓄積します。下まぶたの皮膚の代謝を損ない目の下のたるみが悪化します。
目の下の脂肪を取り除くことで、目の下のたるみやクマを改善する、経結膜脱脂法と下眼瞼脱脂術。 この施術を行っているクリニックはたくさんありますが、医師の技術レベルの違いが、仕上がりを大きく左右するデリケートな手術法でもあります。 ずさんな技術しか提供できないクリニックなどで施術を行った場合、必ずしも効果があるとはいえず、脂肪をとり過ぎて逆に凹むといったケースもあります。
たるみで凹んだ部分にヒアルロン酸や脂肪などを注入する方法です。皮膚の下に成分を注入し、肌を持ち上げることができます。
このような注入治療は、目の下のたるみによる「くぼみ」がある人に向いています。注入治療は、大きく分けて4種類あります。
ヒアルロン酸注入
レディエッセ注入
線維芽細胞を増殖・活性化させる方法
脂肪注入
目の下の凹み、目の下の出っ張り、皮膚のたるみを同時に改善する方法となります。下まつげのすぐ下を切開し、眼窩隔膜より下方にはみ出してくる分だけ眼窩脂肪をくぼみへ移動します。 目の下のくぼみを埋めるように眼窩隔膜と脂肪を移動し骨膜にへ縫合、固定します。最後に眼輪筋肉を釣り上げと余剰皮膚の切除を行って閉創します。
肌のハリに効果のある糸を真皮内に通し、たるみを解消する方法です。術後の内出血や腫れがなく、すぐに肌のハリを実感することができます。
なお、糸の種類は多種にわたり、期待できる効果も異なります。糸のタイプは、主に以下の2種類に分けることができます。
特殊なトゲのついた糸が、肌の内部で組織にひっかかり、物理的に引き上げる効果があるもの
糸が肌の細胞を刺激して、コラーゲンなどを増やす働きをするもの
糸治療は、目の下のたるみを直接引き上げるというよりは、顔全体をリフトアップさせることで、目の下のたるみを改善する方法です。
プラセンタとは、ほ乳類の胎盤から抽出されたエキスのことです。胎盤は赤ちゃんを育てる部分としてビタミンや必須アミノ酸など沢山の栄養を含んでおり、高い美肌効果があります。
プラセンタには動物由来(馬・豚・羊)と植物由来のものがあります。特に馬のプラセンタはアミノ酸の含有量が多く高い効果が期待できます。
コラーゲンとは、肌、骨、軟骨、靱帯など、人体の様々な部分を構成するタンパク質のことです。
特に、真皮内のコラーゲンが減ると肌の弾力が失われ、たるみやシワの原因となってしまいます。
コラーゲンは化粧品としてもサプリとしても使える成分です。サプリで摂取する際には、吸収力の高い「コラーゲンペプチド」を選ぶとよいでしょう。
保湿成分としては、セラミドの中でも、ヒト型セラミドを配合したエイジングケア化粧品が特に保湿にはよいはたらきがあります。
お肌の表皮の角質層でラメラ構造を形成して、バリア機能をサポートします。
セラミドは、油溶性の保湿成分なので、セラミド化粧水よりセラミド配合美容液やセラミド配合保湿クリームで補うことをおすすめします。
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