意外にも身近に溢れている!【ギリシャ神話が由来の言葉たち】

普段何気なく使っている言葉にも、そのルーツが存在します。
実は、数ある言葉の語源となっているのが、ギリシャ神話なんです。
私達が普段よく使う、ギリシャ神話が由来の言葉とそれにまつわるエピソードをご紹介します。

sathgoeBuffon さん

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身近な習慣や言葉の由来になっているギリシャ神話

私たちが普段使っている言葉、行動の中にはギリシャ神話が由来となっているものがあります。
例えば婚約指輪も神話のころからあるのです。

純白の輝きを放つプラチナは花嫁にふさわしい金属として、結婚指輪のスタンダートの座を今でも守り続けています。

指輪の起源は不明ですが、ギリシア神話に「プロメテウスがゼウスに罰せられ鉄の指輪をはめられた」という記述があるので、指輪は紀元前8世紀には存在したようです。

という風に、結婚式で指輪を贈り合うのもギリシャ神話が元になっているとご存知でしたか?

私達の身近には、このようにギリシャ神話から生まれた言葉や習慣がたくさんあるのです。

ギリシャ神話とは

古代ギリシャ民族が伝承した神話や伝説。
主神ゼウスを中心に、オリンポスの神々や人間の英雄などが登場する。
「イリアス」「オデュッセイア」のほか、多くの文芸作品に描かれ、ヨーロッパの文芸や美術に大きな影響を与えた。

神々が繰り広げる愛憎劇は世界的に知れ渡り、思想や哲学、宗教などに多大な影響を与えました。
それが今もなお受け継がれており、私達の身近な習慣や言葉として残っているのです。

ギリシャ神話が由来の言葉

意外にもあんな言葉やこんな言葉が、ギリシャ神話から生まれているんです。
元になったエピソードを知るのも面白いですよ。

カオスの意味は、混とんとしている状態のことです。

簡単に簡潔にいうと...

「何が何だか、まったく分からない」
「収拾がつかない」
「めちゃくちゃ」
こんな感じです。

カオスとはギリシャ語で、もともとはギリシア神話に登場する神が由来です。

カオスは原初神といって、この世の最初の神様とされています。

何もない「無」の空間に初めて誕生したということから、「無限」や「無」を象徴する存在だったのです。

そのことから、まだ天と地が分からておらず、混じり合っている状態のことや、「無」秩序な状態のことをカオスと言うようになりました。

傑出した超人的能力を活かして英雄的な立ち回りを見せる主人公。
ヒーローと呼ばれるキャラクターは正義と平和のために世を乱す邪悪と直接戦い、自らを自力で守れぬ弱者の味方となって犯罪者や悪徳権力者を懲らしめ、勝利を敵から自力で掴み取り、弱者を救う救世主的存在。

ギリシャ語の「ヘーロース」(ἥρως)

が語源で、英語の「ヒーロー」(hero)に受け継がれたんですよ!

もともとのギリシャ語では、

ヘラクレスやテセウスやアキレウスみたいな

神話に登場する英雄たち

を指す言葉でした。

パニック(panic)とは、「恐怖」「恐慌」「あわてふためく」「混乱する」などの意味を持つ英単語である。

「panic(パニック)」という言葉。ギリシャ神話に出てくるいたずら好きの牧神「Pan(パン)」に由来します。
彼はあごひげをたくわえた老人の顔と、ヤギの足と角をもった半獣神なのですが、昼寝を邪魔されると怒り狂い、その怒り声は神をも恐怖に陥れた、との伝説からこの「恐慌状態」を意味する単語が生まれました。

石・ガラス・貝殻・木などの小片を寄せて作る絵または模様。建築物の床・壁面や工芸品の装飾に用いる。

ギリシャ神話の女神ミューズにささげられた洞窟にこの装飾が施されていたことに由来する。

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