猫にとって爪は狩りや外敵との戦い、木登りなど、さまざまなシーンで重要な役割を果たしています。
いつでも使えるようにしておくため、爪とぎによって古くなった薄皮を取り除き、鋭くきれい状態を保っているのです。
猫がフローリングを引っ掻く・・・爪とぎをする理由や対策とは?
マンションだけど猫を飼いたいと思っている人は多いはずです。
しかし、猫はフローリングなどを爪で引っ掻いてしまうことがあるので、賃貸物件では床を傷つけないように注意が必要になります。
ここでは猫がフローリングで爪とぎをする理由や、その対策などを紹介していくので参考にしてみましょう。
Glimper53 さん
マンションやアパートなどで、猫を飼う際にいろいろな問題があります。その一つがフローリングや壁にキズがついてしまうことです。
猫はフローリングや壁を爪で引っ掻いてしまいます。ではなぜ、猫はフローリングや壁で爪とぎをするのでしょうか?
猫が部屋の中をキズつけてしまう理由をまとめてみました。
猫がストレスを感じた時、「転位行動」と言って気持ちを落ち着かせる為、爪とぎをする事があります。
例えば、高い所に飛び乗ろうとしたけど失敗してしまった時や飼い主に怒られた時、無理矢理抱っこされた時などです。我が家の猫も、たまにやっています。
肉球にはその猫特有のニオイを出す腺があり、爪をとぎながらお気に入りの場所にニオイをつけてまわります。
そのため爪とぎの場所や素材にこだわる猫が多く、必ずしも飼い主さんが望んだ場所で爪をといでくれるとは限らないのです。
自己顕示のためのパフォーマンス。
野外の猫を観察したところ、他の猫が目の前にいるときの方が、爪とぎの頻度が高くなる(Bradshaw, 1992)。
猫は
・爪のケア
・ストレス解消
・マーキング
・飼い主へのアピール
といった理由で、フローリングや壁を引っ掻くようです。
決してわざとやっているわけではないので怒ってはいけません。
いくら理由があるからといって、猫に自由に爪とぎをさせるのはいけません。
部屋を傷だらけにされないためにも、飼い主がしっかりと対策する必要があります。
次は、猫の爪とぎでフローリングや壁が傷付くのを防ぐ方法について紹介していきます。
なかなか飼い主が思うような場所ではなかなか爪とぎをしてくれませんので、いちばんベストなのはフロアコーティングしてしまうことでしょう。
どこでも爪とぎができる状態にしておいた方が、もちろん失敗することもありません。
最もイチオシなのが「グットライフコートスタイル」です。
通常のガラスコーティングよりも強度と光沢感を高め、 コインやスチールウールでガシガシ削っても一切傷がつかないという、驚きの施工法なのです。耐久年数はなんと35年以上!
フロアコーティングは専門業者に依頼するもの、という印象がありますが、実はDIYでも可能です。
簡単に言えば、①掃除して、②水拭きして、③コーティングする、の3段階のみ。
フロアコーティングを施すことによって、猫が爪を研いでもフローリングに傷が付きにくくなります。フローリングへの傷防止対策としてはベストでしょう。
しかし、DIYでできるといっても初心者では難しい部分がありますし、マンションなどでフロアコーティングを施すには大家さんの許可が必要です。
DIYに自信がない人の場合は別の方法も考えておきましょう。
クッションフロア
ビニール素材で表面にフローリングプリントがしてあるものです。安いものでは1メートル/1,000円以内で購入できます。
メリットは、ホームセンターなどで手軽に買えること、施工は自分でも出来る点です。拭き掃除も楽なのも良いですね。
フローリングにじゅうたんや、カーペットを敷く最大のメリットが、床の傷付け防止と集合住宅などで上下左右に響き渡る騒音を防止する事です。
飼い猫とオモチャで気兼ねなく存分に遊ぶ事が出来ますし、猫の2匹以上飼っているなら、追いかけっこを微笑ましく眺める事もでき、カーペットを敷く事で、床の傷付けや騒音の心配もありません。
クッションフロアやカーペットを敷くことによって、猫の爪とぎでフローリングに傷が付くのを防げます。
さらに、床材ならフロアコーティングと違って女性でも簡単に設置することができるので安心です。
猫はフローリングだけではなく、壁やベッド、ソファーなどでも爪とぎをします。
フロアコーティングや床材以外にも爪とぎグッズを用意して、部屋や家具が傷だらけにされるのを防ぎましょう。
ダンボールに特殊コーティングをすることにより、かきクズが飛びにくい爪とぎです。
ツメ付きバックルで片側をバックルで押えるだけで爪とぎをセットできます。
また、爪とぎのズレを抑えます。
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