手形割引って何?知って得する手形割引基礎知識

なんだか怖いと避けられがちな手形割引ですが、上手に活用すれば様々なメリットがあります。
手型割引の基礎知識や、手形割引のメリットはこちらです。

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手形割引を詳しく分析

手形割引とはそもそも何か、詳しく分析していきます。

■手形を使った割引取引

手形割引とは
満期を迎える前の手形を、満期日までの利息や手数料を差し引いた金額で第三者に譲渡すること
を言います。
手形割引を依頼する人のこと → 割引依頼人
手形を割引く人のこと → 割引人
割引かれた手形のこと → 割引手形(割手)
と言います。

手形割引とはその名の通り、手形を使った割引の事で、手形分料金支払いの割引をしてもらえます。

■金融機関や業者が買取

手形割引とは、金融機関または業者がその受取手形を支払期日前に買い取って現金化することをいいます。
手形の期日前に現金化するわけですから、手形の期日までの金利(年利)を割引料として支払うことになります。

手形割引は金融機関や業者に買取をしてもらう事で、始めて現金化して貰えます。
現金化できたらその現金をそのままもらうか、支払時に差額分だけ戻ってくるか、利用するタイミングによって変わります。

■手形貸付とは別

商業手形割引とは、あくまでも商取引において代金の支払いの為に振出された手形を銀行や手形割引業者で期日前に現金化することです。 一方、手形貸付とは、お金を借りる人が、自社の手形を担保として振り出し、金融機関やノンバンクからお金を借りる(金銭消費貸借)ことです。

手形割引とよく名前が似ている手形貸付ですが、手形貸付はお金を借りる人が担保として手形を使ってお金を借りることですので、渡す先や目的が異なります。

手形割引の手数料

手形割引にはいくらくらいの手数料がかかるのか、事前に知っておかないと損をするかもしれないので注意しましょう。

■必ずかかる手数料は2種類ある

・手形割引料
手形を期日前に現金化するには、期日までの日数分の利息が必要です。この金利が手形割引料と呼ばれています。
・取立料
手形は期日前に手形交換所へと出されることになります。その時に手形1枚につき取立料が発生します。料金は600~1,000円程です。これは金融機関も手形割引業者も同じで、ほど同程度の取立料が発生

手形割引にかかる手数料は大きく分けて二種類あります。
1つは期日前に手形を現金化する分、期日までの日数分の利息支払いで、もう一つは手形一枚につき発生する、取り立て料になります。

■一部別途手数料がかかることも

金融機関の場合は銀行取引約定書を作り、その印紙代として別途4千円がかかります。

■手数料計算方法

手形割引料 = 手形額面金額 × 手形割引率(年率) × 支払期日までの日数 / 365日
手形割引手数料 = 手形割引料 + 取立料
手形額面金額:手形に記載された金額のこと
手形割引率:手形割引人が要求する利息・金利のこと。「年率」表記が一般的です。
支払期日までの日数:手形が決済されるまでの日数のこと
取立料:手形交換の際の手数料

手形割引手数料や、手形割引料に取り立て料を足すと出てきます。

手形割引のメリットは?

手形割引を行うと、例えばこのようなメリットがあります。

■現金が欲しい時に最適

手形割引の大きなメリットは、支払期日が来ていない手形を現金化できることです。
これによって、資金繰りが厳しい場合に資金調達をすることができます。
特に、手形割引業者に依頼する場合には、早急に資金化が行われることのほか、銀行から融資を受けられずに困っているシーンでも活躍してくれることでしょう。

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