新しいインプラント治療として注目されているオールオン4のメリットって何?

デメリットが多いとされてきたインプラント治療の中で、オールオン4はインプラントのデメリットを解消する最新の治療として注目を集めています。今回は、そんなオールオン4について、従来のインプラント治療や入れ歯と比較しながら、メリットやデメリットを解説していきます。

FC2USER857731YAL さん

6 PV

従来のインプラント治療とオールオン4って何が違うの?

・従来のインプラントでは、手術時間や術後の晴れ、費用の面でデメリットが多かった

All-on-4とは、最先端のインプラント治療で、総入れ歯の方、多くの歯を失ってしまった方向けの治療法です。
今までは全ての歯を失ってしまった方にインプラント治療を施す場合、骨の移植や、8~14本という多くのインプラントを埋め込む方法が一般的とされていました。 この場合、手術時間は長く、術後の腫れも大きく見られ、お支払いになる費用も高くなってしまうデメリットがありました。

All-on-4は、少ないインプラントで全ての人工歯を支える方法で、上記のデメリットを解消する治療法です。 奥歯のインプラントを骨のある部分へ斜めに埋め込み、力を広く均等に分散することによって、 最小4本※のインプラントで成功した事例もあります。 All-on-4は、手術の不安、お金の負担を必要最小限に抑えて行う新しいインプラントの治療法なのです。

・オールオン4は、他のインプラント治療と違って、神経の移動など大がかりな手術を必要としない

オールオンフォー以外の普通のインプラントの場合は奥歯の部分にもインプラントを埋め込みますが、奥歯のあたりは太い神経・血管や上顎洞があり、そこにインプラントのオペをしようと思えば、神経・血管の移動手術や上顎洞を持ち上げる手術(サイナスリフト)をする必要がでてきます。

オールオンフォーは、太い神経・血管や上顎洞を避けて埋め込みますので、そういう手術が全くいりません。

オールオンフォーでは、前歯のあたりにインプラントを埋め込むわけですが、前歯の周辺は骨が多くあるので、ほとんどの場合、手術ができます。

オールオン4のメリットとは

●総入れ歯に比べ、咀嚼能力が高い
●固定式なのでズレたり外れたりしない
●骨がやせるのを防げる
●手術当日に歯(仮歯)が入る

・手術当日に歯が入る

手術の当日に歯が入ります。その為、普通のインプラント手術の様に歯が入るまでに何か月も待つことはありません。
もし、サイナスリフト(上顎洞挙上術)をすると、トータルの治療期間は1年くらいかかり、さらに費用も余分にかかってしまいます。要するに、治療の回数や期間を極端に短縮できます。

・治療期間が短い

オールオン4は設計の自由度が高く、必ずしも従来必要であった部位に骨を必要としない場合も多く、骨の多く残存する部位を選択的に利用することで、骨造成治療を可及的に避けることができます。結果として治療期間が6~1カ月ほど短縮できる可能性があります。

・見た目が良い

オールオン4は入れ歯をしっかりと固定することができるため、見た目も違和感を感じることがありません。
総入れ歯は金具を使用するので、どうしても不自然な仕上がりになります。
美しい見た目を手に入れたい人は、審美性の高いオールオン4を検討してみてはいかがでしょうか。

・身体への負担が少ない

特殊な技術により片方のアゴに対して最少4本の人工歯根を埋めるだけで片アゴにつける人工の歯が全て支えられるようになったことが素晴らしい点です。

オールオン4でインプラント治療を行うと、従来の方法よりも手術時間が短縮され、術後の腫れも比較的少なくて済むので高齢の方でも体に負担が少ない手術を受けることが出来ます。

メリットばかりのオールオン4だがリスクもある

●保険が適用とならない
(入れ歯に比べ費用が高い)
●手術が必要になる
●術後のメンテナンスが必要

・治療費が保険適用外のため、高くなりがち

総入れ歯は治療している間は全て保険適用内です。そのため、あまり費用をかけられない人でも受けられます。
しかし、オールオン4は費用面で負担がないとは言えません。これからオールオン4を検討中の方は、ある程度まとまった費用が必要になることを頭に入れておきましょう。

・定期的なメンテナンスが必要

インプラントが歯周病菌に感染する「インプラント周囲炎」が悪化すると、周囲の骨が破壊されてインプラントが抜け落ちる恐れがあります。また、噛み合わせがあっていないと、インプラントに無理な力が加わってしまい、骨としっかり結合できずに脱落や動揺などのトラブルを引き起こしてしまいます。

さらに、手術後に不具合が生じた場合、部品の無料交換や治療費の負担などが保証される「インプラント保証制度」では、インプラントの定期メンテナンスを受けていただいていることが条件となっています。

  • 1
  • 2
PR