タバコによって引き起こされる害は30種類。近年明らかにされた白内障、歯周病などの健康影響を加えると50種類にも及ぶとされています。
内訳としては、ガン−肺ガン、咽頭ガンなど10種、循環器疾患−血管収縮、心筋梗塞、狭心症、脳卒中など、消化器系−胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食欲低下など
煙草を吸うとハゲる原因になるって本当⁉薄毛と喫煙の関係性とは?
嗜好品として人気の高い煙草ですが、健康によくないことでも知られています。
さらに、健康に対する害だけではなく、薄毛の原因にもなるといわれているので注意が必要です。
気になる人は、煙草が薄毛の原因になる理由や改善方法について調べてみましょう。
ToddMayoarga さん
国内外の長年の研究によって、肺がんに限らず、喫煙はほとんどの部位のがんの原因になると言われています。
がんの他にも、脳卒中や虚血性心疾患などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患、更に生活習慣病の糖尿病、妊娠周産期の異常(早産、低出生体重児、死産、乳児死亡など)、歯周病など、さまざまな病気の原因にもなります。
上記で紹介したように、喫煙による体への害は計り知れないほど多いのです。
特に、がんや脳卒中などの危険な病気の原因になるので、煙草には百害あって一利なしといわれることもあります。
発毛にも影響を与えます。タバコを吸うと、ニコチンの作用で血管が収縮し、末梢の血流が悪くなります。
さらに、一酸化酸素も発生するため、頭皮の細胞に必要な酸素も不足し、頭皮の代謝が低下します。
血流低下や代謝の低下によって、頭皮や髪に必要な酸素や栄養が行き届かず、髪の成長に悪影響が及ぶ可能性が出てしまうのです。
ニコチンの影響で血流が悪くなると、足りない栄養素を身体の他の部分から補おうとするため、生命を維持するうえでは優先順位の低い髪の毛は、栄養分を他に奪われることになり、パサついたり、抜け毛が増えたりすることになります。
もうひとつは栄養自体の不足です。
髪を作るためにはビタミンCが必要ですが、ニコチンはビタミンCを破壊してしまいます。
このようにニコチンによって血流が悪くなったり、ビタミンCが破壊されることによって薄毛が進行してしまいます。
また、頭皮の環境も悪化し、健康な髪の毛が育ちにくくなってしまうのです。
さらにタバコは、肝臓にも負担を与えます。
肝臓は体の中に溜まった毒素を処理してくれたり、摂取したものを栄養に変換してくれる部分。
そのため、髪に栄養を与える重要な役割を担っているといえるのです
まり、良い食事をとっていたとしても、肝臓が栄養の変換を行ってくれないため、結果として髪に必要な栄養が足りなくなることが考えられるのです。
喫煙すると薄毛になってしまうリスクが高まることが分かりました。
薄毛になりたくないと考えている喫煙者は、しっかりと対策していきましょう。
最後に、煙草による薄毛の改善方法について紹介していきます。
タバコが影響して始まった薄毛の場合には、禁煙で阻害されていた血流が正常に戻ったり、頭皮環境がよくなったりすれば薄毛が治まる可能性はあります。
他の影響も受けて薄毛になっている場合には禁煙だけでは治らないこともありますが、禁煙と同時に生活習慣を見直したりストレスを軽減したりすれば、薄毛が解消される可能性は高いと言えます。
将来薄毛になりたくないなら、あるいは今の薄毛症状を改善したいなら、喫煙は避けるべきです。
喫煙者は禁煙すること、喫煙の習慣がない人はそのまま吸わずにいることを強くすすめます。
タバコを吸わなければ、ビタミン消費や血行不良といった薄毛につながる問題を避けられます。
喫煙が原因の薄毛を改善するのに最も効果的なのが、禁煙です。
煙草を吸わなくなれば、健康被害を受けることもなくなります。
しかし、どうしても禁煙に失敗してしまうという人もいるはずです。そんな人は煙草の種類を変えてみましょう。
タバコによる薄毛を解消するには禁煙が一番なのですが、そう簡単に喫煙をやめられない人にはタバコの銘柄を無添加のものに変えながら徐々に禁煙を進める、という手段もアリだと思います。
というのも、たばこには非常に多くの添加物が入っており、それらが組み合わさることで依存性を高めるものも含まれています。そこで、タバコを依存性の少ない無添加のものに変えて禁煙を始めてみましょう。
無添加の煙草にすることで、少しは薄毛への影響を抑えることができます。
どうしても煙草を吸いた人は試してみましょう。
また、最近では禁煙外来なども増えてきているので、専門の医師と相談しながら禁煙にチャレンジしてみるのもアリです。
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