わが国の産業廃棄物の排出量は、平成26年度は約3億9,284万トンと推計されています(図1)。
産業廃棄物の処理について知識を付けておく
企業からでるゴミは産業廃棄物として適切に処理をしなくてはなりません。産廃業者選びや処理費用を安くする方法などを詳しくまとめていきたいと思います。
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産業廃棄物の処理の割合は、全体の53%が再生利用、44%が中間処理等での減量化、3%が最終処分と推計されています(図2)。
廃棄物の処理には「分別・保管」から始まり、「収集・運搬」、「積替・保管」、「中間処理」を経て、「再生」もしくは「最終処分」されるまで全ての行為がその範囲に含まれます。
産業廃棄物は完全に、安全に処分されるまでは、廃棄物を排出した事業者(依頼者)に責任があります。「安いから」という理由だけで業者を選ぶと悪徳業者につかまってしまう恐れも…。処理業者が不法投棄など不適正処理した場合でも、依頼者側は排出事業者責任を問われるので、業者選びは慎重に行いましょう。
建設系または解体工事などから出る木くずは、出来ればその他の廃棄物(紙くず、廃プラ、繊維くず、金属くず、がれき類、ガラス・コンクリート・陶磁器くず等)とは、会積みせずに単品で収集運搬を依頼する。
確かにどうしても色々な廃棄物が出てしまうため分別する方が大変だということもありますが、大抵の場合は少し工夫すれば簡単に分別できる場合が多いです。そのため、廃棄物のコスト削減をするならまず分別ができるかどうか考えることが重要です。
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