オールオン4の治療を受けるメリットとは?

オールオン4とは総入れ歯の方や、歯がほとんどなくなってしまった人向けのインプラント治療です。総入れ歯のような義歯を4本程度のインプラントで固定します。今回はオールオン4治療を受けるメリットを解説します。

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オールオン4とは?

All-on-4は、総入れ歯をお使いの方や多くの歯をなくした方のための最先端のインプラント治療法です。従来、すべての歯を失った方にインプラント治療を行う場合、骨の移植をしたり、8~14本のインプラントを埋め込むのが一般的でした。そのため手術時間が長くなり、術後の腫れも大きく、費用がかさむという不安要素がありました。

All-on-4は、奥のインプラントを骨のある部分へ斜めに埋め込み、力を広く均等に配分することにより、最少4本のインプラントですべての人工の歯を支えます。骨の移植などの必要もなく、抜歯からインプラントの埋め込み、仮歯の装着まで、1日で行うことが可能です。

総入れ歯のようなものをインプラントによって固定してしまうというのがオールオン4です。

オールオン4のメリット

咀嚼機能に優れている(何でも噛める)
固定されているので食事や会話に影響しない
骨吸収を抑制できる

オールオン4には上記のようなメリットがあります。
ひとつづつ解説します。

また、お口が入れ歯装着の感覚に慣れるまで、最初の数週間は硬い食べ物や噛みきりにくい食べ物は避けた方がよいでしょう。ステーキ、全粒粉のパン、ナッツ、硬いキャンディーは、咀嚼が問題なくできるようになるまで避けてください。

入れ歯の場合咀嚼機能が落ちます。しかし、オールオン4は歯茎にガッチリ固定されるので、本物の歯と同様になんでも食べることができます。

固定されているので食事や会話に影響しない

入れ歯にしたら上手くしゃべれなくて、人と話をするのが億劫で悩んでいます。」というお話をよくお聞きします。

不慣れな入れ歯のために、一時的な発音障害が出ている。

慣れだけでは解決しない、入れ歯に不備があり発音障害が出ている。

入れ歯にすると、発音障害が出る場合があります。これもオールオン4ならほぼ自分の歯と同様になるので防ぐことができます。

■骨吸収を抑制できる

総入れ歯を長く使っていると骨吸収が進みやすいです。そのことによって、入れ歯が合わなくなるだけでなく、シワやたるみの原因となり、見た目が老けた印象になってしまいます。
また、入れ歯が原因で口元が気になり、笑顔を見せられなかったり、人前で話をすることが嫌になったりする人も多いです。

インプラントは入れ歯と違い、噛んだ時の衝撃があごの骨に伝わります。そのため骨が痩せてしまうのを防ぐことができます。

■費用が安い

インプラントの埋入本数が多くなるほど、かかる費用は高くなります。インプラントの埋入本数を最小限に抑えられるので、治療にかかる料金も最小限に抑えられます。

歯をすべて失っている状態で、1本ずつのインプラントをするととても高額になります。オールオン4はそれに比べるとかなり安価ですべての歯を手に入れることができます。

オールオン4のデメリット

オールオン4は健康保険適用外の自由診療となるため、費用が全額自己負担になります。医療機関によって金額が異なりますが、平均最低額は180~240万円ほど。医療機関の中には低価格を広告している場合もありますが、著しく低価格な場合はその品質について、または追加料金の発生について、しっかりと確認を取ることが賢明でしょう。

上記で費用が安いとは書きましたが、自己負担となるため普通の治療に比べればかなり高額です。

従来のインプラントに比べて、専門的な知識や技術力が必要です。症例などの実績を見て歯科医院を選びましょう。

オールオン4(オールオン6)は、お口やお体の状態によっては受けられないケースもあります。また、どこの歯科医院でも受けられる治療ではありません。歯を全部失ってしまった方や、今お使いの総入れ歯に不満がある方は、まずはお近くの歯科医院でオールオン4(オールオン6)に対応しているかどうかも含めて、インプラント治療について相談してみてはいかがでしょうか。

インプラント治療は医師の高い技術力が必要となります。そのため対応していない歯科医院も多いです。また、骨の状態などによって受けられない場合もあります。

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