「ビジネスローン」とは、中小企業や個人事業主に向けた「事業性の無担保ローン」の通称です。
かつては大企業への融資を中心としていた大手銀行(メガバンク)が中小企業への融資し始めた(平成10年頃)のをきっかけに、大手銀行や地方銀行でビジネスローンの提供が実施されています。
このビジネスローンは、ノンバンクにより中小企業や個人事業主向けに行われてきた「商工ローン」のことでもあります。
ただし、銀行から融資を受けるためには、きちんとした事業計画書の提出が必要であったり、申請から融資までの間に時間がかかるなどのデメリットがあるため、いざというときには頼れない場合があるというのが実情です。
事業融資というと、一般的には銀行のプロパー融資や政府金融機関、自治体の制度融資などを最初に検討するでしょう。ですが、審査から融資までの時間がかかるのが特徴で、早くても3週間、場合によっては2ヶ月以上かかることもあります。
ノンバンクには、即日可能を表示している会社が多くあります。一方、銀行のビジネスローンでは、即日どころか何日かかるか書いていないものが目立ちます。つまり、多くの銀行では、ビジネスローンの融資がスピードを強調できるものではないということです。なにしろ、数週間は待たされることもあるといわれているのが銀行のビジネスローンです。
審査のノウハウに長けているため、審査や融資までのスピードが早い傾向にあります。借入状況などによっては、数日掛ることもありますが、特に問題が見当たらないときは1時間から2時間程度で借入可能となるものです。
反面、消費者金融やカード会社などのノンバンクが、銀行の「信用保証協会の保証付融資」も受けられない中小企業、零細企業の受け皿として「ビジネスローン」を積極的に販売しています。
ノンバンクとは、その名の通り、銀行のような預金の受け入れ機能を持たずに、与信業務を行う金融機関のことを言います。
よく銀行と同じような意味合いで捉えられる事が多いのですが、文字通り「ノンバンク(Non-bank=銀行以外の金融機関)」であり、融資のみを行う金融機関と考えていただいて良いでしょう。
出典 債務整理ナビ
銀行とノンバンクは上の通り、預金機能の有無が大きな違いですが、銀行とノンバンクの融資サービス(カードローン)を比較しても、以下の違いがあります。
・専業主婦はノンバンクから借入できない
・ノンバンクは銀行よりも金利が高い
・ノンバンクは銀行よりも融資スピードが早い
・ノンバンクは銀行よりも審査に通りやすい
・無利息期間サービスを提供しているノンバンクは多い
銀行審査では、新規で銀行から融資を受ける場合には2~3週間程度の時間を要します。
決算書などから判断される企業審査に加えて、将来性も判断されます。
審査そのものの内容が多岐にわたることに加えて、信用保証協会付の審査、銀行支店の審査、銀行本部の審査と審査の段階が何段階にも分かれているため、融資までには時間がかかります。
一方、ノンバンクの審査は決算書類を対象として審査だけですし、銀行のように何段階にも審査が分かれているわけではありません。
最短即日や翌日融資というノンバンクも少なくありません。
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