腎臓の働きがとうとう10%以下にまで低下すると、自分の腎臓では自分のからだを浄化しきれなくなり、老廃物が蓄積して倦怠感、食欲低下、悪心、嘔吐、頭痛などの尿毒症状が出現したり、体液のバランスがとれなくなり、心不全や肺水腫を起こし、息切れや呼吸苦が出現しやすくなります。放っておけば命にかかわってしまいます。
東京であなたのライフスタイルに合わせて受けられる人工透析クリニックガイド
人工透析は、1回の時間も長く、週に何度も通う必要があります。そのため、自分のライフスタイルにあったクリニックを選ぶ必要があるでしょう。今回は、人工透析クリニックの選び方から、東京都で評判のクリニックまで紹介していきます。
透析療法とは、腎臓の働きの一部を人工的に補う治療方法です。ろ過・排泄機能を失ってしまった腎臓のかわりに、血液中の老廃物や余分な水分を取り除きます。
透析療法では、「透析液」が使われます。体の中にたまった老廃物や余分な水分は、透析液へ移すことで取り除きます。その後、透析液は処分されます。
透析を行えばある程度までは普通に生活することが可能になります。しかし透析療法そのものに腎臓をよくする作用はなく、腎臓の働きを完全に補うものでもありません。したがって生涯続けていく必要があり、続けていくことでいくつかの合併症が生じてきます。
人工透析は体にたまった水分や老廃物を除去することが目的です。透析前には体重測定が行われ、ドライウェイトを基準にしてその日の除水量が決定されます。人工透析は基本的に1回4時間以上行われます。
血液透析を開始すると、尿量が減って、透析と透析の間に体重が増えるようになります。この体重増加は、太ったのではなく、単に1~2日の「水分摂取量」と「尿量」の差に相当します。この増えた体重分を4時間の透析で除去する(除水といいます)必要がありますので、あまり増えすぎると、急に血圧が下がったりして透析を行うこと自体が困難になります。
血液透析を始めたら、蛋白質摂取量は少し多めに摂ります(体重あたり1.2~1.4g)。塩分は上述のごとく、できるだけ控えるようにします(6g)。カリウム制限は、透析前の血清カリウム値にもよりますが、多くならないようにします。蛋白制限が緩やかになるために、食事中のリンはかなり制限する必要が出てきます。
病院がどういう考えを元に施設の運営をしているかということになります。またその理念に基づき、医療スタッフなどどのような行動指針を持っているかなど確認しておきましょう。3つ目の院長の第一印象にも関わるのですが、直接、院長に会える日程を調整し、院長本人から確認するのが良いです。
透析が始まると、患者は合併症を起こさないように食生活など長期的に気を付けていかなくてはなりません。透析効率、透析条件等の確認のためにも、尿素窒素、リンやカリウムの値、貧血の数値等を診る血液検査。心臓の大きさ、心臓の状態などを診るレントゲンや心電図の検査をどの程度実施しているか確認しておきます。
仕事との両立を考えると、遅くまで透析を行ってくれるのはありがたいですよね。仕事が終わる時間に合わせて来院時間を決められたり、駅チカで職場から通いやすい場所にあったり、自分の都合に合わせたクリニック選びができます。残業があっても、余裕で透析が受けられるクリニックもあります。都内で19時以降も透析を行っているクリニックをご紹介します。
長時間透析とは、5~8時間以上の長い時間をかけて人工透析を行なう透析法です。
何年か前の透析は8時間程度が標準でしたが、技術の進歩により現在では4時間程度の透析が主流となっています。
これにより、時間の短縮が可能となりましたが、一度に流れる血流量が倍近くになるため心臓への負担の大きさが懸念されています。心臓に負担をかけたくない方や体力に自信のない方は、長時間透析を受けるケースが多いです。
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