鉄骨住宅の最大の特徴は、柱など住宅の主要な構造部に、耐震性や耐久性に優れた鉄骨を使っていることです。一言に鉄骨住宅といっても工法はさまざま。工法によってコストを抑えたり、耐震性をさらに強めたりできます。
鉄骨住宅とは?メリットやオススメのハウスメーカーを紹介!
鉄骨住宅という言葉を聞いたことがあると思います。なんだか頑丈そうなイメージですが、実際のところどのような特徴があり、木造やRC造とどういった違いがあるのでしょうか?今回は鉄骨住宅とは何か、メリットとオススメのハウスメーカーを紹介します。
構造体に鉄骨を使っているため、木造住宅よりも剛健な構造になっているため、耐震性に優れた住宅であるのが最大の特徴です。耐久性も防錆処理をすることで劣化しにくく、白アリ問題もほぼ起きません。
●W造(Wood)……木造
●S造(Steel)…… 鉄骨造
●RC造(Reinforced Concrete)…… 鉄筋コンクリート造
●SRC造(Steel Reinforced Concrete)…… 鉄筋鉄骨コンクリート造
RC造やSRC造などのアルファベットは、建物を構造する材料・材質を表しています。
特徴的なのは、2つの材料を組み合わせることでマンション建設に必要な強度を出している点。
●鉄筋……引張力(引っ張る力)には強いが、熱に弱く錆びやすい
●コンクリート……熱に強いが、引張力(引っ張る力)に弱い
熱に弱い鉄筋をコンクリートで覆い、熱から鉄筋を守って酸化を防ぎます。一方コンクリートは上から押さえつける「圧縮」に対する抵抗力はあるものの、「引張力の弱さ」が課題。
耐震性
・地震に強い。
・構造計算をしなくてはならないので必ず強度が取れた設計となっています。
・鉄骨住宅は地震の時は揺れます。揺れてエネルギーを吸収しています。
・鉄骨の場合、一気に壊れないので安全面でも有利な点があります。
設計の際にコンピューターで構造計算の必要があるため、必ず地震に強い設計になります。
地震の時は木造住宅よりも揺れると言われていますが、理論上は揺れてエネルギーを吸収しているから揺れを感じるのであり、体感としては木造住宅とそこまで大きな変わりはありません。
何よりも、鉄骨住宅は想定外の大きな地震があっても一気に崩れたりしないのが安心できるポイントです。
サビの問題さえなければ100年でも持ちます。当社では塗装をしたり、鉄骨の周りを外壁材で囲ってサビない様にしています。リフォーム時にも鉄骨の柱さえ気にしなければ、間取りも自由に変更できます。
鉄骨工法にもよりますが、柱を好きな場所に建てることができるので、自由な間取り、大きい空間、大きい開口部を設けることができます。リフォーム時にも柱さえ気にしなければ自由にできるのもメリットです。
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