ねずみは自分の好む場所を見つければ、小さい身体を生かしてわずかな隙間から侵入してきます。
ねずみが民家などに住み着く原因は、以下のものが揃っていることが多いからです。
・食料
・巣の材料と巣を作れる場所
・かじることができる固いもの(木材など)
・冬でも暖かい環境
・伝い歩きの出来る通路
撃退!東京エリアでねずみ駆除に自信のある業者リスト
ねずみは、不潔なだけでなく、家をかじったり病原菌を運んできたりと、被害が大きいことが特徴です。また、繁殖力も強いので、早めの予防・対策が必要でしょう。今回は、ねずみが発生する原因から、自宅でできる駆除方法、実績のある駆除業者について紹介していきます。
ネズミがこれほど繁栄した理由は体の小ささと環境適応能力の高さです。体が小さいことで、天敵などから身を隠し、生息と繁殖を続けることが出来ます。また、雑食性で人間がつくった環境であっても容易に順応します。
基本的にネズミは人間と食べるものはほとんど一緒です。そのため、床に落ちた食べ物や調味料はエサとなります。またプランターの球根や有機肥料までネズミは食いつくします。食べものを放置しないことがネズミ予防につながります。
実際に行うことができて効果的なのは「ねずみに食べ物を与えない」ことと、「巣作りをさせない」ことでしょう。言い換えれば、「食べ物が見つけにくい」「巣作りがしにくい」環境をつくることです。
・食品を放置しない。必ず蓋つき容器や密閉できる戸棚などにしまう。
・しまう容器はダンボール箱やビニール袋は避ける(破られてしまうため)。
・仏壇の供えものや、ペットの餌の食べ残しなどもそのままにせず片づける。
・できれば鉢植えの植物なども置かないことが望ましい。
ねずみの被害があるとき、駆除業者に依頼するのは手っ取り早いですが、市販の駆除グッズなどをまず試してみるという方法もあります。それで効果が出れば費用を抑えることができるため、試す価値はあるでしょう。しかし、注意しなければならない点があります。被害がひどい場合や、市販のグッズが役立たない状況だと、効果がないばかりか、そのぶんの時間と費用をムダにしてしまいます。
・家の築年数が古く、侵入口が多くてすべてふさぎ切れない
・集合住宅、テナントなどで、つながっている建物のほかの場所から侵入がある
・薬剤耐性の強いねずみで、毒餌などが効きにくくなっている
・駆除グッズを適切に使用できていない
マンションやアパート(専有部分):1万円~10万円
全部屋 :30万円~
一戸建て:1.5万円~25万円
一戸建ては12~20万円となることが多いようです。それにしても随分開きがあるように見えますが、これはネズミによる被害の状況が違うからです。
また、建物の構造上作業が困難な場合があるなど、その家の状態により金額は違ってきます。
一般の方が、これをどうやって見極めればよいでしょうか。技術は形があるものではありません。実際に作業を行ってもらう前に、技術のある業者かどうかを判断するには、以下の2点が目安となります。
・ねずみ駆除専門の業者かどうか
・適正な料金設定かどうか
ねずみが通り道にしそうな場所へスプレーするタイプや、煙を炊いて寄せ付けないようにする燻(くん)煙タイプ、忌避剤を入れた容器を設置するタイプなど、忌避剤には様々な種類があります。
状況に合わせて、適しているものを使用しましょう。
忌避剤の効果期間は、種類によって数週間~数か月など、限られています。
そしてねずみには学習能力があるため、定期的に違うものを設置して慣れさせないようにすることもポイントです。
ねずみは2~3cmの隙間でも侵入してきます。
状況が許せば、排水口や通気口など、侵入口になり得る箇所をふさぐことも有効です。
プラスチックは簡単に食い破られてしまうため、金属製の柵でふさぐようにしましょう。
壁やコンクリートに穴が開いている場合は、忌避剤入りのパテなどを詰めることも効果的です。
・電気配線への被害によるショート、停電、火災
・食品・加工品・梱包材への食害、咬害
・配管パイプほか建物設備への被害(⇒修繕費の発生)
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