ピアノ購入を検討している方に知ってもらいたい情報ガイド

初めてピアノを購入する方はどの点に注意したら良いのかわからないですよね。またピアノにはどのような種類があり、国内メーカーや海外メーカーなども考慮して購入します。ピアノは安い買い物ではないからしっかりとした情報を得てから購入しましょう。

FC2USER100056ZXX さん

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ピアノの設置場所などサイズを測っておく

ピアノを購入する上で最も大切なことは設置場所やピアノのサイズを測ることです。これはだいたいではなく、ちゃんとメジャーで測ることが重要です。
また環境についてもしっかりと考えましょう。

「ピアノを買ったのに、玄関から入らなかった!」などのトラブルを招かないよう、購入前に必ずピアノの置き場所、搬入経路をチェックもしておきたいところ。

湿度の高い部屋で使用されていたのであればカビやサビが発生する可能性もありますし、反対に過乾燥の部屋で使用されていたのであれば木痩せや木割れが起きてしまう可能性が考えられますよ。

同様に床暖房のお部屋に設置する場合は、熱によって木材の反りや収縮により、調整の狂いを発生させる可能性があります。

知っておきたい!ピアノメーカーとピアノの種類

ピアノメーカーやピアノの種類は多くあり、メーカーや種類によって特徴などが変わってきます。よく調べた上での購入が必要ですよ。
まずは国内の3つのメーカーを紹介。

YAMAHA
世界最大の楽器メーカーです。年間約13万台のピアノを生産しています。また、全国にヤマハ音楽教室を組織し、楽器普及に取り組んでいます。
おすすめは60~70年代に製造された中古品のもの。国内外からも未だに高い評価を得ている名品です。

KAWAI
現在はヤマハに次いで世界で2番目に大きいピアノメーカーです。その理由は、伝統的な職人技術と現代の最新技術を融合させたピアノと、広範の販売ネットワークを活かすところにあります。カワイもヤマハと同じく、60~70年代の中古品は、非常に高品質なものが多く、海外からも評価されています。

APOLLO
ヤマハ、カワイに次ぐ日本のピアノメーカー3位である東洋ピアノ製造株式会社が製造する、主力ブランドです。アップライトピアノでありながら、グランドピアノに近い音の響きがあります。

次に海外の3つのメーカーを紹介します。

Steinway&Sons
アメリカで最も有名な、世界最大級の総合楽器メーカー。
職人の手によって、一台に1年以上かけて丁寧に作り上げられます。そのピアノは、迫力と力強さ、華やかさ、そして表現の多彩さに定評があるのです。
ニューヨークやパリ、その他の多くの機関から、ピアノのクオリティーの高さに対して賞を受賞しています。多くの音楽機関や有名コンサートホールのほとんどで用いられています。

Bechstein
1853年にドイツで創設された、「ピアノのストラディバリウス」とも呼ばれるピアノで有名なブランド。
音の透明感や響の強さが特徴で、リストやドビュッシーが絶賛してきました。他にも、ビートルズやエルトン・ジョン、フレディ・マーキュリーらが愛してやまないピアノを生み出してきました。
19世紀には王室に納めるピアノの装飾をするため、インテリアデザイナーや芸術家によって黄金色で繊細な彫刻を施したことでも有名です。

Fazioli
1928年からイタリアのサシルで作られています。
創設者のPaolo Fazioliは、音楽家であり家具職人でもあり、彼の生み出す美しい形は芸術そのもの。数学者や物理学者、技術者、木工技術者の叡智を集結させて作った彼のピアノは、精巧かつ最も高価なピアノとされています。

ピアノの種類は大きく分けると3つの種類に分けられます。
それぞれの特徴を知っておくと良いでしょう。

グランドピアノ
水平方向に響板があり、発表会等でよく見かけるタイプのピアノです。地面と水平に、弦と弦を張るためのピアノフレームを設置します。グランドピアノも様々な大きさが存在しており、大きくなるほど弦が長くなり振動も大きくなる為響きもよく鳴ります。天井が高く広い部屋に置くことで、綺麗な共鳴も得られる為、大きな部屋への設置が理想です。値段もその大きさやメーカーによっても変動し、大体140万〜330万ぐらいが目安です。

アップライトピアノ
高さが120cm〜130cmほどで日本でも多く普及している縦型のピアノです。グランドピアノが地面に水平に弦が張ってあるのに対し、アップライトピアノは地面に垂直に弦が張ってあり弦を叩くハンマーをネジの力で元の位置に戻すという仕組みです。グランドピアノより音色は劣りますが、設置場所にあまりスペースを取らなくて済む為、学校や家庭で最も多く利用されています。

電子ピアノ
生ピアノからサンプリングした音がスピーカーから聞こえる構造です。タッチや音質の研究が進み、どのメーカーも一定の基準に達しています。

新品・中古どちらのピアノを購入すればいいの?

購入の際、新品を買うか中古を買うかで悩みますよね。
長く使うピアノだからこそしっかりと考えたいものです。
メリットとデメリットをよく知り、新品か中古か決めましょう。

新品のピアノ
メリット
・傷や傷みがなく、綺麗
・素の状態のピアノから触れることになるので、愛着が湧く
デメリット
・高価
・新品だからと言って、購入時のチェックを怠る可能性が高い

中古のピアノ
メリット
・低価格で上質のピアノが購入できる
・今は製造されていないピアノが手に入る
デメリット
・誰が、どのように使ってきたピアノなのかは不明
・新品より、購入前のチェックは入念にする必要がある

国産・輸入どちらがオススメ?

購入する際、国内メーカーか海外メーカーで迷うと思います。
「やっぱり国産はいいよね!」っていう理由から選んでしまう前に、どちらがどのように良くて悪いのか確認しておきましょう。

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