手形割引とは、支払期限がまだ来ない約束手形を金融機関などで換金すること。
立て替えて前払いしてくれるので【融資】のような捉え方です。
なので手数料の他金利が発生します。
依頼主は手数料と金利を引いた金額を受け取るので「割引された」イメージ。
対してファクタリングとは、依頼主が持っている売掛債権を【買い取る】方式。
融資とは違い金利は発生しません。
ファクタリングとは?
ファクタリングとはどういうものだろう?
財務運営にどのような運用ができ、影響を与えるのだろうか?
ファクタリングについて知って起きたいことをまとめました。
ファクタリングはビジネスの光となり得るのか?
経済ですのでビジネスライクに処理を進めるのは当然なのですが、そこに諸々の事情が絡むとそうもいかない場面も・・・・。
各々の事情を汲み取り事務的に対応する決済方法、ではないでしょうか。
現金払い・振り込み・カード決済などなど身近な決済方法以外にも、商取引には使用ルールを厳密に設定した決済方法があります。
代表的なのが手形取引でしょうか。
手形とファクタリング、どんな違いがあるのでしょうか?
支払い期日前に現金化するので同じ資金調達だと思われがちですが、取り扱い方が違うので経理処理方法もちがってきます。
こんなところも詳しく知っておきたいですね。
出典 i2.wp.com
資金調達という用途ではごちゃまぜで考えがちだけど、経理処理が違うんだ。
一番大きな違いとは
手形取引等【融資】と言われるものの審査対象は前払いを受ける会社、つまりあなたです。
対してファクタリングは「売掛債権」という商品を信用が高くないと買ってもらえません。
つまり、売掛先の信用度が重要となります。
もちろん、依頼主の信用も大事ですよ。
ファクタリングは売掛先の信用度が高ければ審査に通る可能性が高いシステムなんですね。
出典 www.sqfft.jp
はい、取引はチェックが大事ですよね。
ファクタリング会社も大きなリスクを背負いたくないので、安全な回収ができるように手続きを求めてきます。
それが、債権譲渡登記 です。
もしも依頼主が複数のファクタリング会社に買取を依頼していたら?もめるのは目に見えてわかりますよね。
債権譲渡登記をする際には売掛先の承諾を得る必要があるので、ファクタリング会社が介在することを了承することにもなります。
のちのちのやり取りもスムーズになるし、ファクタリング会社としては希望したいところ。
ただ日本ではファクタリングを利用することでマイナスイメージがつくという認識が先行しているため、2社間ファクタリングが主流となっています。
内緒にしたいけど、どうすればいいのか・・・。
ファクタリングを利用する上で知っておくべき言葉のひとつに「債権譲渡登記」というものがあります。ファクタリングの債権譲渡登記とは一体何を意味するものでしょうか?
債権譲渡登記をすることでいろいろな影響が出てくるんです・・・。
出典 chiejin.link
その前に!!
ファクタリングの手続きに必要な書類等は準備できますか?
商業登記簿謄本や決算書など通常の会社で用意できるものばかりですが、売掛先との売買契約書や取引内容を記載した書類など、経緯がわかる書類も必要です。
大手企業であれば問題なく準備できるものでしょうが、中小や零細企業だと書類不備のまま商取引が進んでいることも多々あります。
いざというときに手も足もでない!という状況を避けるためにも、普段からしっかりと書類整備を進めておきたいですね。
ということにならないように、気を引き締めましょうね。
もしも税金等で大幅な遅延があった場合、売掛先からの入金があったら即差し押さえになってしまうこともあります。
入ってきた売上金を差し押さえられたら、ファクタリング会社への支払いが出来なくなって、さらに資金繰りが悪化する可能性もあり。
事前に税務署に対して事情説明や分納の約束をしておいて、差し押さえられないよう手配しておくことも必要ですね。
そして、ファクタリング会社によっては銀行系信用調査機関への審査依頼を出すところもあります。
ということは、書類に関しては融資を受けるのと同等の準備が必要な場合もあるということですね。
審査基準が低くて提出書類が少ないというファクタリング会社もあることはあります。
なかには売買契約書は不要で見積書だけでもOKというところも。
しかし、当たり前なのですが手数料が割高。
ということは調達できる資金が減ることになりますね・・・。
ファクタリングの手数料って、会社によっては30%と高めなところもあります。
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