下肢静脈瘤とは足の血管がふくれてこぶの様になる病気です。“すばこ”と呼ぶ地域もあります。良性の病気ですので、治療をしなくても健康を損なうことはありません。しかし、自然に治ることはありませんので、足にこぶの様な血管が目立つ見た目の問題、だるさやむくみなどの症状が日常的に起こり、患者さんを苦しめます。重症になると、湿疹ができたり、皮膚が破れたり(潰瘍)、出血をおこすことがあります。
下肢静脈瘤を治すには?大阪の名医に相談しよう。
今回は下肢静脈瘤を治すためのオススメ病院をまとめました。
大阪には下肢静脈瘤の治療に対して名医が多くいますので、相談をしてみてはいかがでしょうか。
足のつり(こむら返り)は足の筋肉のけいれんで、健康な人でも激しい運動の後に時々経験します。そのため、静脈瘤の症状だと思っていない方が多いのですが、静脈瘤では比較的よくおこる症状です。明け方ふとんの中でおこるのが特徴的で、静脈瘤が軽症から少し悪くなる頃によくおきます。しかし、ずっと続くことは少なく、次第におこらなくなります。
皮膚が弱く、静脈が拡張しているために何らかの刺激で皮膚、皮下に容易に出血を来します。血液の成分の中に含まれる色素が組織の中に沈着することがあります。また、皮膚が弱いために、傷ができやすく容易に潰瘍化します。皮膚の血液循環が悪いために、潰瘍は極めて治りにくく放置すると徐々に増大していきます。
押し上げられた血液が逆流しないよう、静脈にはハの字の形をした逆流防止弁がいくつも備わっています。この弁に、強い静脈圧がかかり続けたりすると、弁が壊れ、血液の逆流が慢性的に起こるようになります。そのため血液が静脈にたまってしまうのです。
長時間の立ち仕事では長い間強い静脈圧がかかり続けるため要注意です。また、妊娠出産で骨盤が圧迫されると下半身の静脈還流が滞りやすくなります。そのため、妊娠出産経験者にも多く発症します。その他に、座りっぱなしの人、運動不足の人、加齢によっても下肢静脈瘤が発症しやすくなります。また、両親のうちどちらかが下肢静脈瘤なら40%、2人ともの場合は90%が下肢静脈瘤を発症するというデータもあります。
下肢静脈瘤は良性の病気なので、放置しても手遅れになったり、内臓に影響がでたり、もちろん死んだりすることはありません。静脈のボコボコが目立つようになったり、むくみやだるさなどの症状がでてきます。
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