従来の脂肪吸引の原理は“脂肪を掻き出す”といったものですが、
ベイザー脂肪吸引では“脂肪をベイザー波で乳化(軟らかくする)し除去する”
といったものです。
ベイザー超音波の高周波振動が脂肪組織を分解し遊離させ、
その遊離された脂肪細胞を刃のない吸引カニューレで内部組織を
傷つけることなく除去することで、内出血などを抑え
ダウンタイムが通常の脂肪吸引の約半分にまで短縮されました。
痛みを最小限に抑えてくれるベイザー脂肪吸引とは
脂肪吸引と言っても、さまざまな種類があります。
今回はその中のひとつである「ベイザー脂肪吸引」についてまとめてみました。
脂肪吸引を検討している人は、どのようなものなのかを参考にしてみてください。
従来の脂肪吸引では中間層と深層の脂肪の除去しか出来なかったため、
皮下脂肪の除去率は70%程度でした。
ベイザー脂肪吸引では、困難とされていた
浅い層の脂肪までも除去できるようにはなりましたが、
それ以上の除去は凹凸の原因となりますのでお勧めは出来ません。
ベイザー脂肪吸引には3つの特徴があります。
① 痛み、むくみ、腫れといったダウンタイムが少ない。
② 従来の脂肪吸引で不可能だった90%もの脂肪除去が可能。
③ 皮膚のたるみを引き締める。
手術をご希望されるお客様にとっては3点ともメリットでありますが、
従来の脂肪吸引と比較して手術代金が割高になってしまうというデメリットはあります。
上腹部、下腹部、側腹部と分けています。気になる部分だけの吸引も効果がありますが、殆どの方は腹部全体を吸引したほうが圧倒的な効果を感じることができます。
また、腰部を同時に吸引することで、より効果的にスッキリ感が得られ殆どの場合今までの人生で一番クビレを実感することができます。
脂肪が非常に多い方、かつて太っていてやせてきたことにより皮膚がタルミが出てきた方。
出産で、強い妊娠線が残りタルミも出た方。
脂肪吸引のみではさらにタルミが強くなりキレイにならないことがあります。
この場合は余分な皮膚を取り除く手術が必要になります。
この手術は、脂肪吸引が一般的になる前からあるのですが今ではその手技の難しさから積極的に施行する施設は少なくなっているのが現状です。
二の腕は、女性の場合非常に脂肪がつきやすく落ちにくい部分となっています。また、夏になると露出する部分なので気になりやすい部分です。脂肪吸引をすることでほっそりとして自信をもって過ごすことができるようになります。
ベイザー脂肪吸引は、現時点では新しい脂肪吸引技術であり、導入しているクリニックはまださほど多くはありません。こうした医療機器はここ数年というもの、加速度的に開発スピードが速まってきています。ですがクリニック側の事情とすれば、これらの新しい機器の導入には多額のコストがかかるうえ、新しい技術や知識の習得が必要です。そのためおいそれと手を出せない、というのも本音としてあるのです。
その業界で長く営業を続けてきた「老舗」には、やはりそれだけの信頼感と安心感があるものです。美容整形の分野もそれは変わりません。美容整形医として長い経験を持つ医師には経験に見合った技術力や経験値がありますし、あらゆるケースに対応できる柔軟性があります。また長年にわたって営業を続けてきたクリニックは、それだけの期間にわたって患者様からの支持を受け、信頼を得てきたということの証明でもあります。
ベイザー脂肪吸引では術前のカウンセリングが非常に大きな意味を持ちます。ですから美容整形医として何が大切かを聞かれたら、私はまず「カウンセリングを重視する医師であること」と答えるでしょう。
これは私自身の考えですが、脂肪吸引とは単に容姿を変えるだけのものではありません。患者様の「悩みを解消し、願いをかなえ、満足を得るため」に行うものです。
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