【薬のまとめ】ニトロペン舌下錠

成分名:ニトログリセリン

TAMA1982 さん

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舌下使用で胸痛発作を速やかに寛解する

すぐにアルミ包装を破り、白い小さな錠剤を取り出します。これを舌の下にいれるだけ。簡単です。

舌下錠とは、錠剤の一種で、「飲み込んだり、噛み砕いたりせずに、舌の下に入れて溶かして使用するお薬」のことです。

溶かさずに飲み込んでしまうと効果が出ませんので、決して飲み込まないようにしましょう。

ニトロペンは舌の下で溶かす方法(舌下投与)で効果を発揮する薬ですから、使う時は水で飲み込まずに薬をそのまま舌の下に入れて下さい。

血圧低下でめまいやふらつきなどが出ても大丈夫な場所と姿勢で使ってください。舌が少しピリピリすることもありますが問題ありません。しばらくして頭が痛くなったり、体がほてったり、軽い不快感が出ることがありますが心配ありません。すぐに治まります。

健康成人男子(N=10)にニトロペン錠(ニトログリセリン0.3mg含有)を1錠ずつ舌下投与後の血漿中濃度を測定した結果、投与後4分で最高値に到達し、以後二相性で消失した。

心臓の血管を拡張させ、心臓に血液や酸素を供給するとともに、全身の静脈血管の抵抗を減らして心臓の負担を軽減させる作用があります。通常、狭心症などの発作をやわらげるために用いられます。

有効成分のニトログリセリンが口の粘膜からすばやく吸収され、数分で効果を発揮します。ただし、効果は一時的で、狭心症の原因そのものを治すことはできません。

●冠循環改善作用..心臓のまわりの心筋を養う血管(冠動脈)を広げます。これにより、心筋の酸素不足や栄養不足を改善します。
●末梢血管拡張作用..体全体の末梢の血管を広げて、心臓の負担を軽くします。心不全の症状をとるのにも有効です。

1回の発作で3錠まで使用可能

1回の発作で3錠までとし、それでも症状が治まらない場合、すぐに担当の医師に連絡し、必要であれば救急車を呼びましょう。

1回の発作で5分おきに3錠まで使用しても良くならないとき、発作が15〜20分以上続くときや急に1日の発作の回数が多くなった場合は心筋梗塞の可能性がありますので、至急、医師に連絡してください。

1回の発作で3錠までとし、それでもおさまらない場合は、直ちに担当医に連絡してください。必要であれば救急車を呼びます。がまんをしてはいけません。

まずは1錠を舌の下に入れ、そのまま溶けるのを待ちます。1~5分で効果があらわれますが、もし症状が続くようでしたら、もう1錠追加します。

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