イボには「親イボ」と「子イボ」というものが存在するといわれています。治ったと思っても再発しやすいのは親イボを撃退していないからだそう。一番最初にできたイボが親イボで、そのイボを根っこから撃退すると子イボも自然と治るそうです。
イボって何?知っていそうで知らなかったこと
イボってなんだと思いますか?
言葉や症状としては知っていても、意外とイボについて知らない知識もあるんです。
今回は知っていそうで知らなかったことについてまとめてみました。
外界からの感染だけではなく、免疫力の下がった時に自身の体内に存在するヒトパピローマウイルスによってイボが出現することもあるので、特定はますます難しいというわけです。ただ、明らかにイボができていると判明した場合は、家族間でのタオルやマットの共用は避けるなどの予防策を行ってください。
水イボなどは、感染経路がある程度はっきりしているため対策は立てやすいでしょう。しかしいくら予防だからと言って学校で水イボが流行っているからという理由でプールの授業を休ませることはそうそうできません。水イボだけではなく、他のイボは感染経路自体が不明な場合が多いので、確実な予防法がほとんどありません。
「尋常」の名がつくように、もっとも一般的なイボ。ウイルス性(ヒトパピローマウイルス)で、突起状のイボを除去するだけでは再発してしまうのが特徴です。はじめは1mm四方ほどの小さな粒状で、徐々に成長して数か月後には1cm~に。治療はとくに希望がない限り、通常は液体窒素で治療していきます。
液体窒素による治療は時間がかかるので、ヨクイニンも併用すると効果的。
いわゆる「水いぼ」のこと。プールを介して子どもがかかりやすく、夏場はとくにかかる人が増えるイボです。接触感染で伝染し、1か月ほどの潜伏期間があります。
そのまま放置しておくとイボが大きくなるとともに、増殖しまうのが特徴。免疫ができるとウイルスが減退し、半年~1年ほどで自然治癒しますが、見た目が気になる人は液体窒素などで治療していくことになります。
イボのなかでも、足の裏にできるものをとくに指して足底疣贅といいます。
原因は尋常性疣贅とおなじ、ヒトパピローマウイルスです。
常に体重のかかる足の裏だけに、イボは皮膚の内側へ向かって成長し、非常に治りにくいのでやっかい。半年から1年かかることもあります。
液体窒素での治療となりますが、治療後の痛みで、その日は歩けなくなる人もいます。
「ウイルス性イボ」とは、文字どおり「ウイルス」が原因でできるイボのことです。
「ヒトパピローウィルス」と呼ばれるウイルスが傷口から侵入することで、皮膚に感染してイボができてしまいます。
このウイルスは種類が100種類以上あり、感染すると瞬く間に数が増えてしますので、とても厄介なウイルスです。
ウイルスは傷口から侵入することで皮膚へと感染します。
そのため、ケガをしやすい環境にいる人は傷口からウイルスが侵入するリスクが高いので、イボができやすいのです。
工場で働いている人、大工や建築作業員など現場作業に携わっている人は注意が必要です。
ウイルス性のイボは人から人へも感染します。
イボを持っている人に触れることでウイルスが付着し、傷口から侵入して自分にもイボができてしまうこともあります。
医療関係の仕事や、接客業など人と接触する機会が多い職業に就いている人は、イボができやすい傾向にあります
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