必ずしも手術が成功する訳ではない・・・治療を受けるときに知っておきたい”医療ミス”の可能性

何か重大な怪我をしたり、疾患を患ったりすると病院やクリニックで”手術”を受けることになるでしょう。

手術というものはリスキーで場合によっては死ぬ可能性もあります。また、手術に携わる方も人間ですから、”医療ミス”の可能性もあります。

今回の記事では、そんな医療ミスについてご紹介していきます。

Foster128 さん

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医療ミス・医療過誤って聞いたことありますか?

最近では医療分野が発展してきており、手術を行うことが珍しくなくなってきました。
しかし、だからこそ、度々、医療ミス・医療過誤といった言葉をよく聞くようになっているのです。

では改めて、医療ミス・医療過誤とはどういたことを指すのでしょうか?

医療ミス、もしくは医療事故とは、その名称のとおり医療行為に関する判断の誤りや間違いのことをいいます。

一言で、医療事故・医療ミスといっても、様々な種類があります。

医療事故・医療ミスの種類としては、主に次のようなものがあります。

1:手術ミスによる医療事故
2:薬の投与ミスによる医療事故
3:病院内で起こる医療事故

医療ミスは言葉の通り、手術中に起こる事故です。

日本でも医療ミスは何件も相次いでいる!医療ミスの主な原因とは

医療ミスは日本でも少なくなく、年間に何件も相次いでいます。
医療ミスの主な原因は一体なんなのでしょうか?

高度で先進的な医療を提供する医療機関で、患者が死亡する医療事故が相次いでいる。

医療事故の原因には様々なものがありますが、ヒューマンエラー(人の手によって起きてしまう事故)が中心です。

・結果の説明を十分にしていない
・問診をしていない
・検査をしていない
・検査結果を説明していない
・検査結果を放置していた
・適切な治療をしなかった
・治療の時期が遅れた
・診断が遅れたミス
・診断が不適切であったミス
・薬剤投与(量、時期、投与間隔、投与中の観察等)のミス
・注射におけるミス
・麻酔におけるミス
・手術適応がないのに手術を行った
・手術の手技上のミス 能力不足
・手術後の管理が不十分であった
・手術の時期の遅れ
・転医をするべきであったのに遅れた
・入院中の管理を適切に行っていなかった
・看護上の注意を適切に行っていなかった
・その他

医療ミスが起こる原因は9割以上の確率で”人為的なミス”によって発生しています。

医療ミスされたら泣き寝入りするしかないの?

医療ミスの発生は事前に防ぐことが難しいです。
そのため、被害を受けた方の多くが泣き寝入りしているのです。

しかし、実は医療ミスの被害を受けた方は場合によって慰謝料をとれるケースもあるのです!

裁判では、原告は基礎疾患(主に治療をしていた病気)に対して適切な診察(所見の見落としや検査不十分を含む)、診断、治療を行っていれば悪い結果を避けられたことを前提に訴えを起こします。

これに対して被告(医療側)は、他原因や原因不明を主張し、注意義務違反のないことを主張したり、悪い結果を避けることはできなかったと反論します。

医療事故によって認められる慰謝料の相場は、平均すると400万円ほどと言われています。

医療過誤などの疑いがあり、慰謝料を請求したい場合は弁護士に依頼することをおすすめします。

医療ミスの慰謝料の相場は、平均400万円ほどになります。これを見ると意外と少ない・・・と思うかもしれません。

しかし、悪質な場合には何千万円という単位になるので、やはり医療ミスの疑うのなら早期に弁護士に相談するようにしましょう。

後遺症が残らない怪我であったとして、慰謝料の相場は、一ヶ月通院で15~20万円前後 二ヶ月の通院で30~35万円、3ヶ月の通院で50~55万円ほどです。

また、最近では整体での医療ミスが報告されることもあります。

通常の医療ミスよりも慰謝料の相場は安価ですが、こちらの立派な医療ミスになるので覚えておいてください。

そもそも医療ミスの可能性がある病院・クリニックで治療しないように!

医療ミスはどこで発生するのかもわかりません。そのため、未然に防ぐことができないように感じます。しかし、医療ミスは評判のいい病院やクリニックを選ぶことで、可能性を限りなく低くすることができます。

そのため、そもそも医療ミスが過去に何件も発生しているクリニックには行かないようにしてください。もし、それでも医療ミスの被害にあったとすれば、運が悪かったと思い、早い段階で弁護士に相談しましょう。

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