内装材や外装材、設備など目に見える部分にどれだけコストをかけているかは比較的わかりやすい部分です。例えば外装材(外壁の仕上材)ですが、大まかなコスト比較は「石>タイル>吹き付け」の順になりますので、外装で石を使った部分が多ければ多いほど高級仕様であり、その分建設コストはかかっていると判断できます。
普通の家じゃ満足できない方に!高級注文住宅
普通の注文住宅では、自分がこだわる家はつくれないと思っていませんか?そんな方に選ばれているのが、高級注文住宅です。普通の住宅とどのような違いがあるのか紹介します。家をグレードアップしたいと考えている方におすすめです。
内装材(室内の仕上材)も同じように、室内の壁仕上げはビニールクロスが一般的ですが、石やタイルを使用している面積が多ければその分コストがかかっており、販売価格にもそれらのことは反映されていると考えてよいでしょう。
中庭のあるロの字型やコの字型の家など、凹凸が多く外壁面積が多くなるプランも可能。室内の素材も施工に手間と日数がかかるためコストがかさむ漆喰などの自然素材をふんだんに使えたりもする。
浴室の設備は安い物から高級ラインまで販売されています。
システムバスを使わずオリジナルのデザインにすれば、高級感が出やすいでしょう。
浴槽については、お湯が冷めにくい保温浴槽になっているものが多い。これは保温材で包まれた浴槽と専用の浴槽フタで、浴槽のお湯の熱を逃がさないようにしたものだ。
使わないときは折りたたんで収納できるカウンター、天井に埋め込むタイプの照明、縦ラインをスッキリそろえたデザインなど、スタイリッシュでワイドなバスルームが実現します。
建築費予算2,000万円台の場合
このぐらいの予算が取れると、家のグレードを少しずつ上げることが可能になってきます。
建築費予算3,000万円台の場合
注文住宅における全国平均の予算に近いため、おおむね希望する一戸建てを建てられる予算と言えるでしょう。
予算が3,000万円以上可能となれば、どのようなグレードの住宅が建てられるのでしょうか?
3000万円の注文住宅は年収が600万円以上ある世帯が適しているでしょう。この価格帯では家族それぞれの要望を取り入れやすくなるので、豊富な選択肢の中から家族とライフスタイルに合ったものを建てられます。
注文住宅に4000万円をかけると、資材や間取りにかなりこだわることができます。例えば、内壁に高級感のある漆喰や無垢材を使ったり、家の形状をL字型あるいはコの字型にして個性的なデザインにしたりと、アイデア次第で多様な表現が可能です。
借入額3,000万円、元利均等の35年ローンを変動金利0.5%で借りたとすると、毎月の返済額は7万7,875円、総返済額は3270万7,560円です。
同じく借入金3,000万円を元利均等の35年ローン、固定金利1.5%で借りたとすると、毎月の返済額は9万1,885円、総返済額は3857万9007円です。
国土交通省住宅局の「平成27年度住宅市場動向調査」によれば、注文住宅を建てた世帯の全国平均年収は、659万円と出ています。659万円の4倍というと3,295万円になりますが、統計を見てみると実際購入にかかったお金は4,176万円となっています。
坪単価もちょっと上のクラスのハウスメーカーの選択も可能、60万円~のメーカーが候補に挙がってきます。
具体的には積水ハウスやダイワハウス、大成建設、住友林業、セキスイハイム、トヨタホームなどの大手メーカーばかり。
3,000万円台の住宅は、ボリュームゾーンかつ激戦区なだけに、万が一の売却時にもリセールバリューが高いのも魅力の一つです。
高級注文住宅探しのひとつとして、坪単価を比較する方法があるでしょう。
しかし、坪単価の設定は各社で異なっているため、グレードが高いのか一概にわからないのです。
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