手術と聞くと思わず「保険適用にならず高く付きそう……」と身構えてしまう人も多いかもしれませんが、実はワキガの手術は保険が適用される場合があります。
ワキガ手術をしたいなら、剪除法の特徴を知っておくべき
これからワキガ手術を考えている方は、剪除法の特徴を理解しておきましょう。どのような手術方法で、メリットやデメリットはあるのか調べてみました。ワキガ手術のひとつ、剪除法の詳細を紹介します。
一般的に用いられる「剪除法」という手術は保険適用にならないと30万円ほど掛かりますが、保険適用になれば3〜5万円ほどで済み、直接汗腺を切除するため確実に症状を軽減し再発の可能性も少なくなっています。
保険で認められている手術法の場合OKで認められていない場合ダメという事なんです。どうしてかというと保険で認められている手術は病気を治すために医師が認めている手術ですが、その他は美容目的と取られてしまうのです。
剪除法で保険が適用されるときは、どんなケースなのでしょうか?
保険が利くかどうかは医師が判断し、「特別な原因が無いのに日常生活に支障が生じるほど多くのわき汗が出る病気」であると診断された場合に限られます。
●原因不明の過剰なわき汗が半年以上前から続いている
●さらに以下6項目のうち2項目以上に当てはまる
両わきで同じくらい多くの汗をかく
わきの汗が多いため、日常生活に支障が生じている
週に1回以上、わきに多くの汗をかくことがある
このような症状は25歳より以前に始まった
同じような症状をもつ家族や親戚がいる
睡眠中は、わき汗がひどくない
保険診療とは、健康保険の適用が認められている診療のことです。
健康保険は病気になった人をお互いに助け合うという相互扶助の精神で運営されています。保険診療は国が決めた診療報酬という価格表により料金が決められているので、日本全国どこに行っても同じ料金です。
ワキガ手術にかかる費用は、全てが保険適用となるわけではありません。
初診料のほか、診療の度に再診料・処置料・お薬代など、個々の金額は大きくありませんが、その都度、費用がかかります。また、術後には自宅でガーゼ交換が必要となる場合がありますが、保険診療では自宅で使うガーゼやテープなど(衛生材料)は保険の対象外となり、全額自己負担になります(これは国が決めたきまりです)。
保険外診療との混合診療は原則行えません
混合診療をご希望の場合には、保険適用診療も全額自己負担となります。
健康保険証をご持参いただけない場合には、一般病医院同様に、保険給付が受けられなくなるため、全額自己負担となります。
剪除法(皮弁法)とは、ワキの皮膚をしわに沿って4センチほど切開し皮膚をめくり、目視でワキガの原因となるアポクリン腺と皮脂線をすべて切除していく治療方法です。
ワキガの根治療法の最良の手術法と考えています。
しかしながら、汗腺を徹底的にとればとるほど、
たとえキズは小さくても全体のつっぱり感や色素沈着は長引きます。
(それに対し、吸引法やそうは法はすぐにきれいになります)
局所麻酔を行った後、ワキのしわに沿って1本、約2.5~4cmの小さな切開をします。長さは性別や体格によって異なります。そこからワキの皮膚を反転して、専用のハサミを用いて毛根のある範囲よりもひと回り広い範囲のアポクリン腺エクリン腺をほぼ完全に切除します。
剪除法の手術方法が気になる方は、メリットを確認しておきましょう。
目で直接確認しながらわきがの原因となるアポクリン汗腺を物理的に取り除くため、他のわきが治療と比べ、非常に効果の高い方法とされています。アポクリン汗腺を多く取り除くほど、改善率は高くなると言われています。
剪除法のメリットは、なんといっても完治率の高さです。 わきがの原因であるアポクリン汗腺を目で見ながら取り除けるので、経験と技術をもった医師による施術であれば、ニオイ除去効果はとても高く、再発もほとんどありません。 また、エクリン汗腺や毛根も除去できるので、多汗症の改善、脱毛にも効果があります。
剪除法(せんじょほう)は現在結構頻繁に行われているワキガ手術の中でも一番古いタイプの手術方法になっています。
古くから行われてきた剪除法ですが、デメリットも存在しています。
事前に確認しておきましょう。
全くキズも色も残らない人が約5割くらいです。
次に、ほとんどキズが目立たない(よく見ればわかるが)人が3割くらいです。
ワキガ手術では傷跡だけではなく色素が沈着してしまう場合もあります。
これは手術後の炎症が原因です。
・・・ただ、色素が残る確率としては低いです。
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