投資信託とは、投資家から集めたお金をもとに、運用の専門家(ファンドマネジャー)が株や債券などの複数の商品に投資・運用する金融商品のことです。
早いうちから始める資産運用のための投資信託
超低金利時代と言われる今。ただ銀行に普通預金しているだけでは資産は増えません。老後資金が気になる今のうちに、資産運用を考えている人もも多いのでは? ビギナーにおすすめとされる投資信託についてまとめました。
「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
投資信託で資産運用するリスクを考える 定期預金など銀行の預金とは違い、元本保証がされていないという点が、投資信託での大きなリスクと言えるでしょう。運用によっては損が出てしまい、元本割れを起こす可能性も考えられます。
投資信託は毎月決まった金額を積み立てて投資することが可能です。そのため、個別株や債券への投資とは異なり、まとまった投資資金を用意しなくても済みます。
近年では、インターネットで取引できるネット証券を活用することで、毎月の最低積立金額を100円から始めることができます。
そのため、投資をはじめるのにまとまった投資資金が確保が難しいと考えている方は投資信託の積立投資を検討してもよいかもしれません。
投資信託は、FXなどの短期売買でリターンを出すような投資と比べると、長期投資でリターンを出す仕組みになっています。
長期投資のメリットは、短期売買よりも手数料などのコストを抑えられることや価格の値動きの幅が小さくなることで安定した運用ができる点があります。また複利効果を最大限に活用できるのが大きなポイントです。
投資信託は、高リターンが見込める商品ほど潜むリスクも大きいと言えます。
もしも賭けの気持ちが強く、大きく元本割れを起こしても「残念だった…、仕方ない」で済むのなら、高リターンを見込める商品に手を出してもいいでしょう。
でも、もしもじみちに少し財産を増やしたい、という気持ちで投資信託をするのなら、見込める利益は少なめでも、低リスクの商品を購入する方がいいでしょう。
分散投資とは、投資やタイミングを分散させることでリスクの低減を図るとともに、リターンの安定化を目指す投資手法であり、まさにこれがメリットといえる。まず頭に浮かぶのは複数の金融商品(株、債券、コモディティなど)に文字どおり“分散”することだろう。要は金融商品それぞれの「性格」の違いを利用して資産の総崩れを防ぐわけだ。
分散投資といっても、分散の仕方はさまざまだ。株と債券といった「商品別」の分散、投資する時期やリターンのタイミングをずらす「時間別」分散もあれば、は先進国と新興国というように投資先の「国別」や「地域別」の分散も広く行われている。
投資信託は購入時や保有時に手数料がかかります。購入時手数料(販売手数料)は、証券会社や、投資信託の種類によって異なります。同じ投資信託でも、購入する場所によって購入時手数料が違うことがあります。一般的には店舗を持つ大手証券会社より、ネット証券のほうが手数料が安いです。ノーロード投資信託とよばれるものは、購入時手数料が無料です。こうした投資信託も上手に活用しましょう。
投資信託選びにおいて、人気ランキングや売れ筋は、あくまでも参考程度と考えてください。
日本においては、大手証券会社が強力な販売力を背景に新商品を拡販して一気に売れ筋になるケースや、ネット証券の売れ筋ランキングに掲載された投資信託ばかりがさらに売れるという構図があることも知っておきたいところです。
- 1
- 2