ほうれい線を消す治療を行った場合の効果としては、ほうれい線が目立たなくなりますので、一番実感できる効果は若返りでしょう。ほうれい線があるだけで、人の顔は年齢より老けて見えてしまいますので、ほうれい線が無くなれば、当然、若く見えるようになります。

また、ほうれい線を消す事で顔のしわも減りますので、表情が明るくなり、たるみが改善し肌のハリがよみがえります。

ほうれい線は笑ったときはもちろん、無表情のときでもクッキリとシワが見えます。そのため、常に老けた印象を与えてしまうのです。また、笑いジワは笑ったときの目尻にできるシワのこともいいます。そのため、口元にできるシワ以外のことも笑いジワといいます。しかし、ほうれい線は口元にしかできません。これもまた、笑いジワとほうれい線の違いとしてあげられます。

ほうれい線治療は、ヒアルロン酸などの注入治療からレーザー照射、溶ける糸、メスを使うフェイスリフトまで、さまざまな選択肢があります。メニューの数はクリニックによって差があり、得意とする治療も異なるため、クリニックの特色を理解してからクリニックを絞っていきましょう。

通常0.1ml単位で注入されるヒアルロン酸。0.1mlと聞くと非常に少ない量に思えてしまいますが、実は繊細なラインを作り出す美容医療の領域では0.1ml単位の注入では大雑把なのです。本当に自然なラインを作り出すためには、極少の0.01ml単位で注入をコントロールする高い技術力が必要になります。当院はこの0.01mlにこだわりました。

マッサージ効果はあるが、施術者の手技の差により効果が違ってしまうムービング式に比べ、施術者による差が出にくくムラのない治療が可能なスタンピング式を採用しています。ハンドピースのチップの先端「モノポーラ」による照射で脂肪層を引き締め、続けて「バイポーラ」による照射で皮膚深部を引き締めます。

特殊な超音波エネルギーをほうれい線部分に照射して、皮膚の真皮層より下にあるSMAS筋膜​にまで熱を届ける方法です。超音波治療も創傷治癒能力​に刺激を与えることができるので、コラーゲンが生成されて美肌効果も期待ができます。

ただ、SMAS筋膜​にはたくさんの神経が集中しているため、超音波を照射​すると痛みを感じることがあります。

切開はするものの​ほうれい線治療でいちばん長く効果が持続できる方法で、10年間維持できるとされています。耳周りから側頭部の生え際を切開し、余計な皮膚を切って縫い合わせることでフェイスラインを引き上げます。

赤外線照射によって皮膚深部に熱を送りコラーゲンを萎縮させることで、肌の内側から引き締めるという方法です。​また、真皮層の繊維芽細胞​に刺激を与えることでコラーゲンやエラスチンといった美容成分の再生を促し、肌に潤いを与えることもできると言われます。

ただ、脂肪層には届かないため、脂肪によってできたたるみやほうれい線には効果が弱いと言われています。

ほうれい線の根本原因は、顔のたるみです。たるみが起こる原因は、大きく4種類あり「皮膚のたるみ」「脂肪繊維のたるみ」「脂肪ネットのたるみ」、「むくみのたるみ」に分かれています。これらの要素が複雑に絡みあって、ほうれい線が進行していくのです。年齢が上がるにつれて、老化の背景も複雑化するので、ほうれい線の改善が困難になります。ですから、ほうれい線の対策は、まだ目立たない頃から始めることが大切です。

年齢と共に現れるほうれい線。ある程度の年齢になると避けられないものでもあり、一度できると消すのが難しいと言われていますが、努力次第で目立たなくすることは可能です。ほうれい線対策にはたくさんの方法がありますが、年代によって原因や症状に傾向が分かれています。自分の年代に適した対策をしていきましょう。