後継者不足が続く「日本の伝統工芸」、現役の職人ができることはあるのか?

海外でも人気の高い日本の伝統工芸。そんな伝統工芸は今危機にさらされています!
それは日本全体でも問題になっている、「後継者不足」です。
また、伝統工芸の衰退・職人の高齢化も原因となっているようです。
そんな伝統工芸を守る為にはどうしたら良いのでしょうか?

Willian51 さん

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伝統工芸の後継者が圧倒的に少ない

テレビの特集などによく取り上げられている「伝統工芸」。
そんな由緒ある職業で今、後継者の問題があるようです。
伝統工芸ならではの、後継者問題を見ていきましょう。

日本における「ものづくり」は、単に製品・商品を作る作業にとどまらず、先人から連綿と受け継がれてきた世界に誇る日本の文化です。職人たちが作り上げてきた数々の文物は、今の時代にも多く残っています。

日本の伝統工芸や伝統技術が衰退する大きな理由として職人の高齢化・後継者不足が挙げられます。

焼き物に限らず、日本の伝統工芸の習得はかなりの時間を要するものが多いと言われています。

そうすると、伝統工芸に携わる人たち全体がどうしても高齢化になってしまいます。

ちなみに”後継者問題”と一口に言っても、後継者が見つからないという問題だけではありません。
「後継者になりたい」という人が居たとしても、売上の減少から雇う余裕が無いという事業所も多いのが現状です。

衰えの原因は「需要の低下」

後継者不足になっている原因は様々です。
しかし、その中でも「伝統工芸品の需要の低下」が最も大きな原因となっているようです。

時に身の回りに伝統工芸はありますか?私の場合、探せば見つかるくらいでしょうか、それでも、それほど多くあるわけではありません。

そして、これこそが根本的な問題なのです。
つまり、圧倒的な需要の低下、これが伝統工芸を衰退させ、かつ後継者不足に陥らせているのです。

特に、伝統工芸になると一度途絶えることによって復活させることが困難になります。
そのため、伝統工芸の後継者問題はかなり深刻な状況と言えます。

伝統工芸の職人に転職する人とは?

最近は伝統工芸を継ぐために脱サラをして、職人の世界へ飛び込む人も少なくないようです。

では、どのような人達が転職してくるのでしょうか?

中にはこれまで都市部で暮らしていたけれども、子どもに手がかからなくなったのをきっかけに地元に戻り職人の世界に飛び込む、といったUターン・Iターンなども生まれています。

転職してくる人の多くは、職人という仕事に憧れを持っている人のようです。
脱サラをしてまで、弟子入りする人も最近でも多くいます。

伝統工芸を守るために職人ができること

では、後継者不足の問題を抱えている伝統工芸を守る為には、何をすればよいのでしょうか?

伝統工芸を守る方法を見てきましょう!

・後継者を育てる

後継者不足については、職人を育てていくことによって、ある程度は解決できます。
身内だけでは足りない人材を外部から補充していくイメージです。

・売り方を変える

インターネット・スマホが普及しています。
そのため、ネット販売や海外販売を行うことで、伝統工芸品を購入しやすくするといいでしょう!

・M&Aを検討してみる

日本の美しい伝統工芸を来世まで残そう!

日本の伝統工芸は海外でも認められる程のものです。

そんな伝統工芸を後継者不足でなくしてしまうのは勿体無い!

日本の誇りでもある美しい伝統工芸を、来世まで残すためにも様々な取り組みを実践してみましょう!
また、最近は伝統工芸と現代のデザインを組合せた新デザインを取り入れるなど、伝統工芸を進化させている所も多くあるようですよ。

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