驚異の生命力で自然界をたくましく生き抜く雑草の真実に迫る!

雑草について悪いイメージを持っている人は多いでしょう。また、雑草と一口に言ってもその種類は様々なのです。これらの雑草が、人間に対してどのような害を与えるのかを見ていきましょう。また、忌み嫌われる雑草が自然界でどのような役割を果たしているのかも紹介していきますよ。

amary143 さん

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普段目にする雑草の名前を覚えよう

何気なく見ているはずの雑草ですが、その名前を知っている人はほとんどいません。
この機会に雑草の名前を憶えていきましょう。

エノコログサ

エノコログサは形が犬の尻尾に似ているので(犬っころ草)と呼ばれていましたが、次第にエノコログサという名前になりました。今では犬ではなくて「ネコジャラシ」という俗称で呼ばれることが多い雑草ですよね。

強い生命力を持っているカヤツリグサ科の雑草

赤褐色の穂なので遠目からも、よくわかる。地下に、しっかりした匍匐茎がはびこり、駆除が難しい、雑草の一つ。本州から九州の、海岸(浜)や畑、道ばたなど日当りのよい乾燥したところに分布。

越年草として有名なマメ科の雑草

カラスノエンドウ

茎は四角柱状で根もとからそう生し、下部は地面を横にはい四方に広がり、先は直立しさらに分枝して大きな株になる。長さ50~100㎝。葉は互生し、5~6対の小葉が対生する偶数羽状複葉で、小葉は狭卵形で先がくぼむ。複葉の先は巻きひげとなって他物にからみつく。

秋に発生するアブラナ科の雑草

秋に発生し、根出葉で越冬する雑草です。茎は暗緑色に赤みがさしていて、高さは20~50cmに成長します。葉は羽状に浅く切れ込みが入るのが特徴の一つです。花期は4~9月で、黄色い十字状の形をした、直径4~5mmの花を咲かせます。

雑草は人間に害を与えてしまうこともある

そこら中に自生している雑草ですが、時折人間に害を与えることもあります。実際に、どのような害があるのか調べていきましょう。

屋外に設置した太陽光パネルへの被害

たかが雑草といえども、パネルの上に影が落ちれば発電量は落ちますし、ケーブルに絡みついてショートさせる可能性もあります。

アレルギーなどによる健康への被害

花粉症の原因となる「ブタクサ」などを代表に、雑草の中にはアレルゲンとなる物質を持った種類があります。思いがけない雑草がアレルギーを引き起こしている場合もあり、自分の健康を害するだけではなく、近隣の方にまで被害を与えてしまうこともあります。

雑草によって増える害虫による被害

アブラムシは本当に何処にでもいる。植物の汁を吸うのが仕事。アリとの共生でも有名。小さい虫だけど数が多いのでダメージが大きい。

自然界では必要不可欠な存在となる雑草

人間に害を与えることによって嫌われている雑草ですが、自然界では重要な役割を担っています。雑草にはどのような役割があるのかも学んでみましょう。

土壌を良くするために必要となる

酸性の土には中和する役割を持つ雑草

空気中から窒素を取り込む雑草

ツル性の葛や、グランドカバーとなる雑草などが地表を覆って乾燥から防ぐ

土表面の温度の上昇を抑制して植物の成長や土壌に棲む有用な微生物の繁殖を守る

また、常緑の植物が生える大地では凍結などから根を守る役割もはたしています。

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