お見合い恋愛はあり?なし?名作ドラマから考える結婚相手との出会い方

ドラマ「見合い恋愛」が面白いから絶対に見ろと勧められました。家で見ていると涙が出そうになりました。わたしが産まれる以前の古き良き日本がそこには描かれていて、郷愁に誘われます。またお見合いという恋愛の形態についても様々に思うことがありました。お見合いで恋愛することはあまり歓迎されない世の中ですが、果たしてお見合いは本当に世間の認識ほどに抵抗を感じる必要のあるものなのでしょうか?

fc2user95641v さん

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見合い恋愛についてどう思う?

お見合いの果てに恋愛をすることについてどう思いますか?運命的な出会いとは対極に位置するお見合いですが、しかしお見合いで出会った人こそが運命という解釈も可能です。お見合いで出会うと人に言い辛いと考えている人が多いのですが、昨今では出会い系サイトで出会ったり、オンラインゲームの中で出会ったりする人もいますので、お見合いの敷居はとても低くなっています。ただそれでもお見合いで出会って恋愛することに抵抗を感じるのが多いのは理解ができます。ですから一本のドラマを通してお見合いと恋愛について考えてみましょう。

伝説の恋愛ドラマ「見合い恋愛」とは?

伝説の恋愛ドラマ「見合い恋愛」は、1969年8月18日から1969年11月10日まで放送された往年の名作ドラマです。全11回日本テレビで放送され、人気を博しました。大変多くの方が出演されていて、石立鉄男さんや由美かおるさん、梶芽衣子さんなど、当時の人気俳優が勢揃いしていました。

どんなストーリー?

ストーリーはシンプルで、「結婚は見合いに限る」と断言する87組の縁談をまとめた主婦と、それに反発する家族を描いたホームドラマです。何が主題なのかというと、恋愛観の変化なんですよね。今では恋愛による結婚が当然の前提になっていますが、当時はまだまだお見合いが主流で、結婚は家と家がするものという価値観が強かったのです。ただし若い人は新しい価値がインプットされていて、お見合いに反発し恋愛結婚こそ価値があると考えています。当然反発が起きますね。そのやり取りが面白いのですが、今から約50年前のドラマなので今では考えられないようなことも当たり前に起こったりして、その辺りを見るのも面白いので、暇があればぜひ見てもらいたいドラマです。

お見合い結婚か、恋愛結婚か

価値観がぶつかり合いながらもドラマ「見合い恋愛」では全てのお見合いが成功し、結婚します。昭和40年代の今のようにぎすぎすとしたものがない時代だから成立したというわけではなく、お見合いだから意思疎通ができず結婚相手としてふさわしくないというようなものではない、自然な結婚が描かれています。見ていると「お見合い結婚、いいじゃないか」とテレビに向かって語りかけたくなるほどです。かといって恋愛結婚を決して否定しているわけではありません。両者は密接にリンクしているのです。

お見合いもひとつの出会いだ!

わたしたちはお見合いというものをあまりにもまるっきり異質なものとして捉えがちですが、お見合いも数ある出会いのうちのひとつに過ぎません。出会いとは様々な方法があって、何が良い、何が悪いというようなものではないのです。現に現在は様々な自治体が様々な婚活イベントを積極的に行い、多くの方が参加しています。未婚・晩婚化の対策の一環としてなのでしょうけれど、そうしたイベントに参加することに昔ならばうがった見方をする人が多数いたでしょう。しかし今はそうしたものはなくなりつつあります。むしろ学校の仲間は学校だけの仲間、職場の同僚は職場だけの同僚としてそれぞれの空間において人間関係が限定されているきらいがあるため、恋愛や結婚を考えるなら婚活パーティーに参加するといった具合に、今後の世の中では恋愛すらも婚活で出会う人だけが対象となっていくかもしれません。そうなるとお見合い結婚はむしろ健全な恋愛のひとつとして認識されるでしょう。

お見合いで出会った人に恋愛感情を持てる?

ドラマ「見合い恋愛」では、登場人物は様々な感情を有しますが、それでもおおむねお互いに好感を持ちながら結婚に至ります。ただ実際のところ、全ての人がお見合い相手に恋愛感情を持つことはあり得ません。お見合いで会った人と素直に恋愛ができればいいのですが、そうならない場合結婚することはありなのでしょうか。また恋愛感情無しに結婚したとして、長続きするものなのでしょうか。

恋愛と家族愛は違う

よく言われることですが、恋愛と家族愛は異なるものです。ですからたとえ恋愛感情が持てなくても結婚して良い家庭を築くことは可能です。むしろなぜ恋愛の果てに結婚しなければならないのでしょうか。恋愛が至上なものという認識が当たり前のようにあるがために、恋愛にありつけない人は結果的にもの凄く苦しむ羽目になってしまいます。大体恋愛感情そのものがたかだか数百年前にできたものに過ぎず、それ以前の人たちは恋愛という概念そのものを考えもしなかったわけです。相手に同じ屋根の下で共に過ごせる程度の好感があれば、全く結婚に支障はないと思います。結婚はお互いが好きであれば十分なのです。恋愛である必要はありません。

あなたも良い話があれば見合い恋愛してみよう

見合い恋愛」は私が最近感動したと熱く語ってくれたドラマです。そこには古き良き日本が描かれているだけでなく、見合いという昔ながらの形式が美しく描かれています。あなたはお見合いについてどう考えていますか?結婚や恋愛がしたいなら、お見合いも出会いのシチュエーションの立派な一形態なので、もし誘いがあれば気軽にやってみればいいと思います。それに結婚相談所へ行けば会員の方とお見合いすることができるので、お見合いに興味がわいた人は入会してみてはいかがでしょうか。

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