移動平均線って何だろう?<知っておきたいFX用語9>

移動平均線は、ある一定期間の終値の平均を表した線のことです。どれくらいの期間の平均値を示すかによって、◯日移動平均線と名前も変わります。一般的に、5日、25日、75日、200日、13週、26週、52週、12ヶ月、24ヶ月、60ヶ月などの移動平均線があります。

prince kakashi さん

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移動平均線とは

移動平均線は、ある一定期間の終値の平均を表した線のことです。どれくらいの期間の平均値を示すかによって、◯日移動平均線と名前も変わります。

一般的に、5日、25日、75日、200日、13週、26週、52週、12ヶ月、24ヶ月、60ヶ月などの移動平均線があります。

移動平均線は、当日から遡ったある一定期間の終値平均値を、1日ずつずらし、グラフ化し、日々の株価の傾向をみようとする指標です。
特徴は株価の動きを一つの流れとして捉えることです。
作成方法は極めて簡単で、10日移動平均線であれば10日分の終値を合計して10で割ります。考え方からいえば、その期間の平均株価です。

基本的に、チャートのローソク足が移動平均線より上にあれば強気局面、チャートのローソク足が移動平均線より下にあれば弱気局面という相場の見方をします。
移動平均線は平均値を表しているので、その数値より高いか低いかで相場・トレンドの方向性が探れるということです。

まず、株価が移動平均線よりも上にあるか下にあるかという点に注意しましょう。
基本的に、
「株価が移動平均線よりも上位にある場合は強気局面」
「下位にある場合は弱気局面」といえます。

次に、移動平均線の向きにも注意します。
基本的に、
「移動平均線が上昇中の場合は強気局面」
「横バイなら強弱感が対立する小動き局面」
「下降中なら弱気局面」と考えられます。

また、上記のように移動平均線の向きで、トレンドの強弱を予想することが可能です。

移動平均線の役割

移動平均線を見ることで、相場の方向性や、現在の為替レートが高いのか安いのかなどを分析することができ、今後の値動きを予想することができます。
移動平均線はFXだけで使われているわけではなく、株式投資においてもチャート分析のツールとして多用されています。

移動平均線には次に3つの重要な役割が生まれます。
1.株価の大まかな流れを知る
2.株価の現在の位置が高いのか安いのかを知る
3.株価の値動きを予測する

上記は、移動平均線の一般的な考え方ですが、この考え方から生じる移動平均線を使用した5つの投資手法をご紹介します。

•日足の移動平均線の使用法
•移動平均乖離率
•ゴールデンクロス
•グランビルの法則
•ボリンジャーバンド

■使い方のポイント
(1)トレンド(方向性)の明確化・確認
相場変動をならすことで、相場の方向性、流れが明確になり、上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか確認することができます。
(2)支持線(サポート)と抵抗線(レジスタンス)
移動平均線は、上昇トレンドならば、支持線(サポート)として、下降トレンドならば、抵抗線(レジスタンス)として作用します。

移動平均線を使うことで、トレンドの方向性や相場感が掴めチャート分析がしやすくなり、上手く使えばFXの勝率も上げることができます。
また、移動平均線を使うことで、ゴールデンクロスや移動平均乖離率、ボリンジャーバンド、グランビルの法則など、さまざまな分析も可能です。

特に初心者の方がすぐに使えるのは、ゴールデンクロス・デッドクロスと移動平均乖離率です。

ゴールデンクロス・デッドクロス

移動平均線の見方として代表的なものがゴールデンクロスとデッドクロスです。
下記のとおり短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けたら上昇トレンドの可能性が高いので買いシグナルです。
逆に、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ突き抜けたら下降トレンドの可能性があり、売りシグナルとなります。

移動平均線を使った相場の見方はたくさんありますが、初心者の方でもすぐに取り入れることができる見方です。
ただし特にレンジなど相場の動きが少ない場合は、ダマシにあう可能性もあります。
ゴールデンクロスなのに下降トレンドに入る、デッドクロスなどに上昇トレンドになるなどです。

あくまで参考指標の一種ですが、ゴールデンクロスとデッドクロスを知っているだけでも、相場の変化に柔軟に対応できます。

ゴールデンクロスとデッドクロスは、この2本の移動平均線のクロスをエントリーとエグジットのタイミングする手法だ。エントリーとエグジットのシグナルとして次の2つがよく使われる。
ゴールデンクロスは、”短期移動平均線が長期移動平均線を上抜いたら買いもしくは売りの決済”
デッドクロスは、”短期移動平均線が長期移動平均線を下抜いたら売りもしくは買いの決済”

移動平均乖離率

移動平均乖離率は、ゴールデンクロスやデッドクロス同様、移動平均線を使って相場感を見る際に使う人が多いです。
移動平均乖離率とは、平均線から現在のレートや株価がどれくらい離れているかを表したものです。
相場はずっと上がり続けたり、下がり続けたりすることはなく、上ったり下ったりしながら、上昇か下降します。

平均値から大きく離れていると、また元に戻る可能性が高いです。そのため、移動平均乖離率が高い場合は、元に戻ることを見越して逆張りしておくことで、利益を得れる可能性があります。

移動平均線と乖離がある場合は、その乖離を埋めるために値が戻ることを逆手に取って取引していみると良いですよ。

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