学資保険ってどんな保険?メリット・デメリットや学資保険の選び方まとめ

貯蓄性が高い学資保険。子供の教育費用に貯蓄するための保険ですが、子どもがいても加入する人しない人に分かれます。
保険は入っておけば良さそうですが主体的に賢く選びたいものです。学資保険がどんな保険か、そしてメリットデメリット、選び方についてまとめました。

大盛りカレー さん

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学資保険は何のための保険?

学資保険とは子供の教育費などに掛かるお金を補助することを目的とし、契約した保険料をきちんと支払うことによって、教育資金が必要になると予め設定した時期に給付金としてまとまったお金を受け取ることができる保険です。

主に祝い金や満期学資金として、契約時に決めた子供の年齢に合わせて給付金を受け取れるものです。

学資保険の加入は早ければ月々の負担が少ない

学資保険の保険料はさまざまな条件により決定しますが、そのうちの一つが契約者(保護者)と被保険者(子ども)の年齢です。もちろん、どちらも若い方が安くなります。0歳~18歳の間に300万円積み立てするのと、5歳~18歳の間に積み立てするのとでは、期間が短い方が月々の負担が重くなりますよね。したがって、加入時期は早ければ早いに越したことはありません。

妊娠中(出産140日前から)でも加入することができます。出産前に加入するなんて早すぎると思うかもしれませんが、安定期は意外に時間をつくりやすく、産後すぐのバタバタ状態よりも余裕があるといわれています。

さらに、契約した時点で保障が始まるため、出産前に契約者(たとえば父親)が死亡または所定の高度障害状態になった場合、以降の保険料の払い込みは免除され、プランどおりの保険金を受け取ることができます。妊娠中にパートナーが亡くなるなんて考えたくはありませんが、早めの加入で得られるメリットとして挙げることができます。

7~9歳くらいになると加入できなくなる商品もあるので、加入を検討しているパパ・ママは早めの決断をお勧めします。

学資保険の3つのメリット

①確実にお金をためやすい、貯蓄性に優れている

保険料を積み立ての形で支払い続けることで、教育資金が作っていけることです。中途解約することによるデメリットが大きいため、資金をためていく強制力が一般的な定期貯金よりも強い点でメリットがあります。

例えば以下の商品だと、、、

年齢:30歳男性 子供0歳
保険料:12,618円
保険料払込18歳まで
満期保険金300万円

この商品だと、18年間で総額約273万円支払ったのに対して、18歳の時に300万円受取れます。そうすることによって、大学の初年度そしてそのあとの学費も一定額を補うことができます。そして契約者(親)に万が一のことがあったても保険料が免除となるのでその後は保険料を支払うことなく18歳の時に300万円受取れます。

②もしもの場合に保険料免除という措置がある

学資保険が生命保険会社が販売している商品になるのでほとんどの商品に生命保険機能があり、一般的なのが保険料免除です。

契約者(親)に万が一があった場合、保険料を支払っていくのが難しくなるケースがありますので学資保険には保険料免除が付加されている商品がほとんどです。保険料免除が付いている場合は契約者(親)に万が一があっても保険料の支払いは免除され、将来支払われる予定の祝金や満期金は契約通り受け取れることです。

③学資保険は生命保険料控除の対象となる

他と金融商品にないメリットに生命保険料控除があります。子供保険は生命保険会社が販売している生命保険の1つです。そのため、支払った保険料は生命保険料控除の対象となります。所得税で最大4万円、住民税で2万8000円が控除されます。定期預金など他の金融商品にはない魅力です。

もちろん控除額がそのまま受け取れるというわけではありません。課税所得からそれぞれの保険料控除額を引き、そこに所得税率をかけた金額が最終的に受け取ったに等しい額です。

学資保険の2つのデメリット

①インフレに弱い(預金金利は変動するが、加入時の予定利率で固定される)

学資保険を18年間で契約すると、18年間利回りが固定されてしまう形となります。
今後ずっと低金利であれば、学資保険の方が利率が高く思えますが、18年間の途中で市場の金利が上昇してくればたちまち不利になる可能性もあります。

②将来のインフレに弱い

学資保険を18年間で契約すると、18年間利回りが固定されてしまう形となります。 今後ずっと低金利であれば、学資保険の方が利率が高く思えますが、18年間の途中で市場の金利が上昇してくればたちまち不利になる可能性もあります。

低金利のタイミングでは、運用商品は短期の固定金利か変動金利のタイプを選ぶのが原則とされていますので、その点では今後大きなインフレになった場合には、デメリットとなります。

学資保険の選び方

①まずは目的を明確に

まずは学資保険に入る目的を明確にしましょう。目的を明確にすることは保険に入る時の基本です。学資保険の場合は基本的に「学費などの教育資金を貯める」といったことが目的となりますね。その他の目的としては、貯蓄に加えて、親が亡くなった時の保障(死亡保険金)、子供が病気・ケガをした時の保障が挙げられます。

②貯蓄型か保障型を選ぼう

学資保険の貯蓄型と保障型、一般的には貯蓄型がいいとされています。理由はシンプルで、保障型の方は元本割れをするかもしれないというものです。子供の教育資金を貯めたいのに、払い込んだ保険料を下回る金額を受け取るのでは本末転倒です。

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