保険とひとくにちいっても色んなタイプの保険が存在しています。例えば火災保険や地震保険、がん保険などその幅や対象も様々ですが、今回挙げたいのは自動車保険です。

自動車保険にも、必ず入っていなければならない「強制保険」と、自らの意思で選択して加入する「任意保険」があります。

強制保険とはその名のとおり、自動車を運転する際には必ず加入しなければなりません。いわゆる「自賠責保険」というものがそれです。自賠責保険に入らず、車を運転してはいけないことになっています。保険に入っていないのに車を運転すると罰則すらもあるのです。そのため自賠責保険は必ず入っておくようにしましょう。

自賠責保険に入るには、自賠責保険を取り扱っている保険会社に申し込みすることになります。最近はコンビニなどでも申込みができるため、申込みを忘れていたりしても大丈夫です。

そしてもう一方の任意保険も同様です。加入は自由とされているものの、必ず入らなければならない自賠責保険だけでは支払いが不十分な場合があるのです。自賠責保険でカバーできない範囲をカバーにするために、任意保険があるのです。

任意保険には色々ありますが、希望の補償範囲や、費用などを考えて設定すると良いでしょう。

保険に入ったはいいけれど、いざという時に保険金ってちゃんと下りるの？と心配になる方も多いのではないでしょうか。

何かあった時に保険会社から支払われる金額というのは、あくまでも保険会社基準であるということが多いのです。それに対して交通事故で裁判になった時、裁判所が治療費などの基準としているものよりも、金額が少ない場合があるのです。というのも、保険会社も民間企業なので、自社の利益のために保険料の支払いを抑えようとしてくるのです。

そのため、結構大きな事故に遭ってしまった時などは、保険会社から提示された金額が少ないなとちょっとでも思ったら安易に同意したりサインしたりせず、法律の専門家である弁護士に相談してみると良いでしょう。

弁護士に相談するというととても大げさに思ってしまう方もいるかもしれませんし、何よりもお金がかかってしまうのではないかと心配になる方も多いことでしょう。しかし、現在は無料での法律相談を行っている法律事務所も多くあります。インターネットで検索すればそうした法律事務所も出て来るかと思いますので、是非探してみてください。