１２日午後６時ごろ、名古屋市港区小割通の駐車場で、ひき逃げ事件を起こした車として愛知県警港署が保管していた軽乗用車が一時、盗まれた。

車を港署へ移動させるためレッカー車を待つ間、車がなくなっていた。

ひき逃げ事件を起こした車として愛知県警港署が保管していた軽乗用車が盗まれた。監視中の署員がトイレへ行っていた隙に何者かが乗って逃げたとみて、港署が窃盗事件として調べている。

車を港署へ移動させるためレッカー車を待つ間、署員が１０分ほどトイレに行き、戻ると車がなくなっていた。

愛知県警港署は１２日、名古屋市港区小割通３のインターネット喫茶店駐車場でひき逃げをしたとみられる車を見つけ、移動を待つ間に盗まれたと発表した。

同署によると、１１日夕、同区川西通２の県道交差点で、軽乗用車が同市天白区の男性会社員（２４）の原付きバイクと接触し、軽傷を負わせて逃げた。

署員が約５０分後、現場から約３００メートル西の同店駐車場で、接触痕があり目撃証言に合う車を発見したが、施錠され運転者はいなかった。

軽自動車を所有する三重県の男性は「元同僚に貸した」と説明しており、港署は元同僚が事情を知っているとみて捜している。

港署は「今後このようなことがないよう指導を徹底する」としている。