駅広告でよく見かける「NISA」解説まとめ

NISAの仕組みのまとめ、解説していきます。

prince kakashi さん

12 PV

株式の配当金や投資信託の分配金には配当所得として、売却益には譲渡所得として、約20%の税金が引かれます。
けれどもNISAの口座で購入・売却した株式や投資信託には、この税金が発生しないのです。
非課税枠の制度は、イギリスの同じような優遇制度「ISA」が手本になっていて、NipponのISAだからNISAって訳です。
正式には「少額投資非課税制度」と言います。
2016年1月より、非課税枠は「毎年120万円まで」となりました。毎年新しく120万円の枠を追加されていきます。
一つの枠は5年間維持できて、5年経ったら売却してもいいですし、新たな枠に丸ごと移す「ロールオーバー」という方法を使えば、最大10年間は非課税で運用することができます。

売却益を出すとそのうち20%の税金を引かれてしまうのが通常の口座での取引ですが、別でNISAの口座を開設することにより、非課税となります。せっかく考え抜いて投資をして売却益を出しても20%も取られては頑張った甲斐がありません。上手に非課税枠を使い、資金運用をしていきましょう。

ジュニアNISAというものもある

2014年始はじまった当初は20歳以上が対象でした。今年4月から、19歳までの人も専用口座を作れるようになりました。ただし、株かぶの売買などに使える金額は年間80万円まで(20歳以上は年間120万円まで)。口座は未成年のものですが、親や祖父母が子や孫の教育費などにあてることをイメージした制度なので、やむを得ない事情がない限り、18歳になるまで引き出せません。

子供のためにNISA口座が作れることになりました。これによって1家庭での非課税枠が大幅に増え、投資の増大につながり、株式市場の活性化が期待されることから始まった制度です。
口座主は子供となりますが、資金運用は親世代がすることになります。これによって、親世代の資金を子供世代に贈与することになります。
お子さんの将来を考えながらうまく資金運用をし、次の世代に資金を残してみませんか?

NISAのメリットは?

“NISA(ニーサ)口座で運用できる120万円(1年間の最大新規投資額)から得られる収益を5年間非課税にすることができます。非課税期間は5年間なので、毎年120万円ずつ投資を始めれば、最大600万円を非課税で運用することができます。”

50万円の売却益が出たとすると約10万円がお得になり、配当分配金を毎年2万円受け取っているとすると、非課税投資期間の5年間で約2万円お得になります。
長期的な投資を行うのであればNISAを使わない手はありませんよね。

NISAのデメリットは?

・値下がりした時他の株と損益通算出来ないから処分した時の税金が増える
または塩漬けコース
・NISAに初心者引き込んで塩漬け口座
移管後儲けていないのに売ったら20%の税金を払う犠牲者続出かも
・NISAのリスクには、NISA口座を開設した証券会社の廃業リスクもあるんじゃないか。 特定口座なら他社特定口座への移管の制度もあるけど、NISA口座は他社への移管制度が無いから 廃業時には5年待たずに時価での決済するしかないよな

損益通算というのは①の取引で10万円の利益が出た場合、2万円の税がかかります。しかし②の取引で2万円の損失が出た場合、通常では「利益10万円-損失2万円」と考え、8万円の利益に税がかかるようにすることができる仕組みのことなのですが、NISAではそれができないので、2万円の税と、2万円の損失を支払わなくてはならないので注意が必要です。
NISAで取引をしていた場合に、期限の5年が来てしまったら、その時の価格で売却をしないといけません。ほかの金融機関であれば「移管」という口座変更ができるのですが、NISAにはないので、期限や、NISAのサービス終了などには細心の注意が必要です。

何事にもメリットやデメリットがあります。
NISAを使うことで非課税になり、得をすることもあればシステムをよく知らないと損失や支払う税額が増えてしまう可能性もあります。
メリットだけを見てしまわずに、しっかりと仕組みや、デメリットも理解して取引をするようにしてください。

  • 1
PR