一流の男、二流の男といった無意味なレッテルはりにはうんざりです

キャリア戦略を考えるときに自分の優秀さに頼ることのリスクの大きさについて

yoshikunok さん

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最近、一流の人と二流の人について言っている雑誌とかが増えています

一流の人と二流の人の違いとかが最近雑誌記事とかでよく出ています。

女性たちは男性よりも非常に厳しく、多くの項目に「超下流」という判断を下していた。男性で一番マナーに厳しいのは60代だが、それよりも女性20代はさらに厳しい。一番マナーに関して気にしていないのが20代男性だった。

一流の男とかなんだか島耕作みたいな雰囲気がして、不毛な競争のような気がしますが。

ただし、歴史に名を残す選手も、苦境に陥ったまま這い上がれずに終わってしまう選手も、才能の差はなかったとも感じるともいいます。つまり両者は、「考え方」が違っていただけにすぎないということ。違うのは、逆境をどう乗り越え、過ごしていたかの差だけだというわけです。

こんな風に、様々な雑誌とかで一流、二流といった切り分けがなされています。

一流も二流も紙一重だという意見も

但し、この一流、二流の切り分けはとてもあやふやです。会社の人事とかに詳しい専門家は、成果を上げられる仕事と成果が上がらない仕事が厳然として存在していると指摘しています。

例えば、あなたは成果を上げることが最優先であり、そのためにはプロセスを多少省略しても効率的かつ効果的に働くことが良いといった価値観で成果を上げていたとします。

この時、あなたの仕事のスタイルと真逆の、仕事のプロセスを最重要視する上司が赴任してきたとします。

この場合、あなたは仕事を進める上で、プロセスを重視するように(あなたの価値観からすると非効率な)指示を受けることになります。

その結果、プロセスをしっかり踏む必要が出てくるため、今までよりも業績は低下するでしょう。そのうえ、あなたの新しい上司は、指示に従ったとしてもプロセス重視の仕事の進め方はどうしても付け焼刃的なやり方になるでしょうから、あなたの仕事のスタイルをあまり評価しないでしょう。

上長との相性は大切です

このように、上長の評価一つであなたが優秀か否かが左右される可能性があります。そして、誰が上司になるかは組織人にとってはほとんど運でしかありません。

これに対して、「私はどんな事でも完璧にこなせるから大丈夫」などと反論してもダメです。というのは仮に『完璧さ』という資質を備えていても、人の好き嫌いは理不尽なもので、「あいつは完璧すぎて人間味が無い」などと言われてしまうからです。

完璧な優秀さなど存在しません

このような指摘を真剣に考えてみると、優秀かどうかはある程度運に左右されると指摘できます。
そして、運が良ければ一流の仕事人生を送りやすいですし、運が悪ければ自分の能力に関わりなく、あまり優秀でない二流扱いを受けます。

もっとも、ある程度は仕事へ取り組む姿勢とかの変数も一流かどうかに効いてきます。
ただ、控えめに言っても一流かどうかは100%本人の責任ではないと考えられます。

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