統合失調症とは?一体どんな病気なのか

統合失調症とは?一体どんな病気なのか

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統合失調症とは

ところが、何らかの原因でさまざまな情報や刺激に過敏になりすぎてしまうと、脳が対応できなくなり、精神機能のネットワークがうまく働かなくなることがあります。そのため、感情や思考をまとめてあげることができなくなります。この状態が統合失調症です。
統合失調症とは、このように脳内の統合する(まとめる)機能が失調している状態をいいます。

男性の発病が多い?

発症についてですが、思春期の10代後半から青年期の30代にかけての発症例が多く、ピークは10代後半から20歳代にかけて生じます。また男女比では男性の発症率が女性のものより1.4倍多いのも特徴です。原因はっきりとした理由は明らかにされていないのが現状ですが、発症のきっかけは進学や就職、結婚など人生の岐路にさしかかっている状況が関連していることが多いようです。

治療方法とは?


統合失調症は通院・入院のいずれも、抗精神病薬と精神科リハビリテーションによる治療が基本になります。

抗精神病薬は脳内で過剰になっている神経伝達物質の働きを調整し、症状を改善していきます。また抗精神病薬以外にも、抗不安薬や睡眠薬、その他副作用を抑えるための薬が併せて処方されることがあります。処方については、個々の症状に応じて薬の種類や組み合わせを調整していきます。

再発しやすい!?

統合失調症は服薬をやめると再発したり、以前より症状が悪化したりする傾向にあります。治療の期間には個人差があり、回復の仕方も人によって異なります。症状がよくなってきたからといって、自分の判断で勝手に薬を減らしたり、服薬を中断するのは危険です。また、服薬中断の理由の多くに、薬の副作用が挙げられます。しかし副作用への対処法は十分研究されていますから、薬の切り替えなどを医師と相談しながら服薬を継続することが大切です。必ず医師の指示に従うようにしましょう。場合によっては、ご家族や周りの方が服薬に対してサポートしてあげることも必要です。

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