薬剤師業界は非常に特殊な業界です。私が新卒で入社した最初の勤務先から現在の勤務先への転職を考える際に情報がとても少なく、何をどうしたらいいのか悩んだものでした。普通の一般企業の転職のようにハローワークにいっても薬剤師の求人は決して多くないです。そのため、少しでも転職を考える他の薬剤師の皆さんの助けになればと思い、知恵ノートにまとめさせて頂きます。

そもそも薬剤師に多い退職理由はどのような理由があるのでしょうか？私は職場の人間関係が退職理由でしたが、同じ薬剤師として気になったので調べて見ました。上から薬剤師の退職理由として多い順で書いています

①職場の人間関係(上司や同期)
②収入（給与・賞与など）に不満
③待遇や労働条件に満足できない
④結婚や出産、子育てのため
⑤スキルアップを図りたい
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などなど

私のように人間関係を理由に退職する薬剤師が一番多いようです。二番目は給与、三番目は労働環境でした。たしかにどれも納得できる退職理由です。四番目は家事やプライベートと薬剤師の仕事の両立です。調剤薬局は正社員だけでなくパート求人件数も多めですので、家事や育児との両立を考えている人は転職を考えてみてもいいかもしれません。

大学の就職支援室には多くの企業や病院、薬局から求人票が集まります。もちろん、新卒者を対象にした求人が多いのですが、卒業生でも応募できる求人があるというのは、あまり知られていません。卒業してから時間がたっていると、大学を訪れる機会は少ないと思いますが、ぜひ一度立ち寄り、転職に役立つ情報を見つけてください。

転職先を自分で探す方法として、転職を希望する地域の薬剤師会に問い合わせる方法やハローワークを利用するといった方法もあります。これらの機関は、求人情報の掲載に費用がかからないため地場の薬局が依頼していることが多く、インターネットの求人情報よりローカルな情報に当たることがあります。もちろん、ハローワークの利用料は無料です。

これらをチェックすると、ネットでは見られない地元の意外な求人に出会えるかもしれません。しかし、私の住んでいる地域では薬剤師の求人案件は多くありませんでした。地域によって違うと思うので、一度足を運んでみると良いでしょう。

インターネットで薬剤師の求人について検索すると、上位に表示されるほとんどが薬剤師専門の転職サイトだと気づくでしょう。転職サイトに登録すると、薬剤師専門のキャリアコンサルタントが近場の求人案件を紹介してくれます。ですが、薬剤師の転職サイトが乱立しているため、どの転職紹介会社が良いのか分かりません。そのため、転職サイトの口コミや評判を基に比較を行っている転職専門サイト利用します。主要な転職紹介会社を比較して紹介しています。利用は全て無料です。

自力で各薬局のホームページから情報を得て、エントリーするという方法もあります。地元で家から近く働きたいと思える薬局やドラッグストア、病院があれば薬局各社のWEBサイト（ホームページ）から情報収集してみましょう。労力と時間がかなり必要ですが、ここで働きたいなと頭に浮かぶような店舗や病院があれば一度検索して調べてみると良いでしょう。

最初にも書きましたが、薬剤師業界は本当に特殊な業界です。私が転職を考える際には相談できる相手すらいませんでした。職場の同僚の薬剤師に相談するわけにはいかないですし、職場以外になかなか薬剤師はいません。しかし、だからといって諦めてはいけません。人間関係や給与・待遇、職場環境、そして結婚などの理由は我慢すべきことではないと考えています。私の場合はドロドロした人間関係から解放され本当に毎日の生活が明るいものに変わりました。遠慮せずに諦めずにあなたに合った職場を探しましょう。