大好評発売中の『大貫妙子 デビュー40周年アニバーサリーブック』には、歌詞や楽譜などの直筆資料を掲載しています。大貫さんの手書き文字、丸文字で可愛いです。p44-45の「CARNAVAL」の譜面は坂本龍一氏の手書き譜面ですよ。
坂本龍一 本人監修の楽譜 まとめ
やっぱり坂本龍一本人が作成した公式楽譜で演奏したい。ということで・・・数ある楽譜の中から、本人監修または公認の楽譜、自筆(手書き)の楽譜スケッチが掲載された書籍などをピックアップ。また、それらの楽譜の元となる音源も紹介。過去に販売されて絶版などで既に入手困難となっているものから最新のものまで、基本的に出版年代順に列挙しました。(※NAVERまとめサービス終了に伴いFC2に移転)
初版:2008年7月23日
出版:東京書籍
『坂本龍一・全仕事』を増補・改訂したような内容で、『全仕事』に収録されていた自筆楽譜スケッチの大半が収録されている(※削除された楽曲や、新たに追加された楽曲もある)。また、発行が『全仕事』の17年後ということで、『Heartbeat』から2006年の『revep』頃までのかなりの量の自筆楽譜スケッチが追加されており、内容も見た目も百科事典並みとなっている。
初版:2009年4月25日
出版:青土社
巻頭に「to stanford」の手書き譜面や、マンハイム(utp_)用の素材など。
※「to stanford」の作曲はコトリンゴ。坂本の『out of noise』にカバーを収録。
"Playing The Piano 2009 Japan Self Selected"(発売日:2009年9月23日)を commmonsmart で購入した場合のみ、オリジナル特典として「坂本龍一 直筆譜面プリントカード」が貰えた。
発売日:2014年6月26日
出版:河出書房新社
p44-45の「CARNAVAL」(作曲:大貫妙子 / 編曲:坂本龍一)の譜面は坂本龍一氏の手書き譜面。
発売日:2023年1月17日
初回生産限定盤VINYL(LP 2枚組)のみ特典として、以下8枚の自筆スケッチ譜面プリントが封入されている(※必ずしも収録曲の楽譜というわけではないようです)。
・20111127, 20111201
・20220202, 20220206, 20220207
・20220217, 20220219, 0220, 0221
・0301, 0302
・20220228, 0301
・(no title)
・20220329 - 0403
・0404
https://shop.mu-mo.net/st/special/ryuichisakamoto_12/
2011年11月19日放送の、NHK Eテレ『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』シーズン2:「ドビュッシー、サティ、ラヴェル編(4)」において、本人による「戦場のメリークリスマス」の楽曲解説が放送された。7、9、11、13 の和音という視点からサティらの楽曲を解説し、そこから「戦メリ」の自己分析に発展するという極めて興味深い講義となった。
『スコラ 講義③ ドビュッシー サティ ラヴェルから「戦場のメリークリスマス」へ』
※この内容は次の雑誌で誌上再現されている。
↓↓↓↓↓
発行日:2011年11月20日
出版社:(株)スイッチ・パブリッシング
p.22 ~
NHK Eテレ『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』ハイライト - 「戦メリ」自作解説 ~ ドビュッシー/サティ/ラヴェルからの影響 -
において、上記の放送内容を誌上再現。
※ SWITCH Vol.41 No.7(2023年7月号)に再掲載
↓↓↓↓↓
発行日:2023年6月20日
出版社:(株)スイッチ・パブリッシング
p.18 ~
前項の、SWITCH Vol.29 No.12(2011年12月号)における「戦メリ」自作解説を再掲載。
また、p.35に、NHK Eテレ『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』のテーマ曲《 Schola TV 》の手書き譜面(※ SWITCH 25th Anniversary Issue 2010 AUG. におけるインタビュー、[Music Library across the Border] 坂本龍一 [無限に拡散する音楽全集] の再掲載)。
近年のピアノコンサートでは、教授のピアノの上に楽譜がたくさん積んであります。また、トリオ編成やオーケストラ、吹奏楽での演奏にも当然のことながら楽譜が必要です。これらの楽譜のほとんどは一般向けに販売されていませんので、演奏会などで使用したい場合は教授のマネージメント(Kab)に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
※追記:2021年12月10日より、前述の『坂本龍一 オフィシャル楽譜ストア』にて公式楽譜の販売が開始されました。今後はトリオやフルオーケストラのスコア及びパート譜なども販売予定とのこと。
これまでにピアノ用の楽譜はもっとも多く出版されていますが(別項参照)、"Playing the Piano" などのピアノ・コンサートで使用された楽譜がさらにたくさん存在するはずです。いずれはピアノ曲集のような形で出版して頂けたら嬉しいですね。
https://www.commmons.com/commmonsmag/special/archive/smr2011.html
出典 img.barks.jp
"Trio Scores" として 10曲が楽譜化されていますが(別項参照)、それ以外にもたくさんの曲がトリオ編成のコンサートで演奏されています。
https://www.barks.jp/news/?id=1000086800
https://rockinon.com/live/detail/76301
出典 img.barks.jp
"Playing the Orchestra" などのコンサートや、映画・TVなどのサウンドトラック、「題名のない音楽会」で披露された楽曲など、管弦楽用の楽譜が多数存在するはずです。
https://www.barks.jp/news/?id=1000102004
2013年10月12日に開催された、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 松島音楽祭 2013 《坂本龍一 アペトペスッペ! プログラム》において、東北ユースオーケストラが以下の楽曲を演奏しています。
● 吹奏楽
01. 日本サッカーの歌
02. Behind the Mask [ ビハインド・ザ・マスク ]
03. Rain [ レイン ]
04. Etude [ エチュード ]
● 管弦楽
05. 八重の桜 メインテーマ
06. 戦場のメリークリスマス
※01, 04 の楽譜は入手可能(別項参照)。
※02, 03 は、この日のために吹奏楽用に編曲されたもの。