【どこでもオシッコ】猫の粗相

あなたの愛猫、たまにトイレ以外で用を足していませんか?ベッドの上・座蒲団・コタツ布団・ソファの上・・・いろんなところで彼らはやってしまいます。
それは悪いクセなのかそれとも理由があるのか?

Amber0812 さん

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FLUTDの原因

特発性膀胱炎、尿石(ストルバイト尿石、シュウ酸カルシウム尿石)、尿道栓子によって発症することがほとんどです。

食事と尿pH

食事中に尿石の構成成分であるマグネシウム、リン、カルシウムなどが過剰に含まれていると、尿中に結晶や結石が形成される機会が増加します。また食事によっては尿pHのバランスを崩し、リスクを高めることもあります。

泌尿器系の病気と診断された場合、膀胱炎などは内服薬や注射でとりあえず症状を抑えます。昔は飲み薬が主だったようですが、錠剤でも粉薬でもとにかく飲ませるのが大変で、飲ませようとしても逃げ出したりなんとか飲ませても吐き出したり、それによって猫と飼い主の関係まで悪くなってしまうという悲劇もありました。
最近は二週間効果が続く注射もあります。ただ扱ってない病院もあるので相談してみてください。治療に納得がいかない場合は転院も考えましょう。

F.L.U.T.D.は、子猫では発症率は極めて低く、成猫になると発症率が上がります。しかしながら、体をつくる大切な時期である幼猫期から子猫が必要とするすべての栄養素を含み、かつF.L.U.T.D.にも配慮したフードを選んであげることが重要です。

病院では処方食とか療養食なる特別なフードを推奨されます。病院と契約している業者数社のサンプルをもらって飼い主が猫の好みのものを指定したり、あるいは一社のみのを指定する病院もありそのへんはいろいろのようです。
ただしこの処方食が結構高価なのです。
石が溶けてもまたできないように引き続き段階を変えて処方食は続きます。石が溶けたり、結晶が見えなくなっても処方食を続けるように言われますが、市販のものでマグネシウム値が低いものを探す人もいます。

自宅でできる3つのデイリーケア

1.トイレケア

猫にとって快適なトイレ環境づくり
泌尿器系の病気の予防には、猫がストレスなく快適に排泄できる
トイレ環境づくりを心がけることも大切です。

オシッコはここをチェック!
猫のオシッコには健康情報がたっぷり含まれています。トイレのお手入れも、片付けではなく情報収集と思えばやりがいも出てくるはず!「色・量・ニオイ」に変化はないか、日頃からチェックしましょう。

トイレ行動をチェック
オシッコをするときに痛がっている様子はないか、落ち着いてできているかなどを観察します。尿石症や膀胱炎になると頻尿になりますので、特にトイレに行く回数はしっかりチェックしましょう。

2.食事ケア

泌尿器に負担をかけない食事内容を意識
尿石の原因には食事内容が大きく関与しますし、塩分やミネラル、脂肪分の多いフードは
腎臓に負担がかかるので、栄養バランスのよいフードを与えることが重要です。
にぼしやかつおぶしなどもなるべく与えないように。

摂取カロリーや与え方にも気を配る
食事管理は与え方や量が肝心。食後はオシッコがアルカリ性に傾く傾向にあり、だらだら食べていると尿石ができやすくなるという説があります。また、カロリーオーバーは肥満の原因になるので、適切な摂取カロリーを心がけて。

新鮮な水が自由に飲める工夫をする
猫はもともとあまり水を飲まない動物。体の水分量が減ればオシッコが濃縮され、腎臓に負担がかかったり結石ができやすくなったりするので、新鮮な水がいつでも飲めるように工夫します。飲水量が減る冬は特に気配りを。

ウェットタイプには約70%~80%の水分が含まれますが、ドライタイプに含まれる水分は10%以下です。したがってドライタイプを主食にしている場合は、いつでも水分をとりやすくして尿結石など(F.L.U.T.D.)のリスクを軽減しましょう。

3.ボディケア

適切な運動ができる環境づくり
運動不足になるとオシッコが膀胱の中でとどまる時間が長くなり、
尿石ができやすくなると言われています。愛猫と積極的に遊んだり、
上下運動できるキャットタワーを置いたりして、運動できる機会を増やしましょう。

肥満を防止する
肥満で体が大きくなれば、その分、腎臓の負担も増えて老化を早めますし、太って運動不足になると尿石ができやすくなります。避妊去勢手術を受けると太りがちになるので、食事管理と適切な運動で肥満予防の徹底を。

日頃の様子をよく観察する
日頃の愛猫の様子を把握できていればこそ、異変のシグナルを見逃さず、トラブルを早期に発見できるのです。スキンシップをしたり、さりげなく眺めたりしながら、愛猫の様子をよく観察しましょう。

猫の好物 煮干とかつおぶしは実は危険な食べ物

猫にかつおぶしやニボシを与えてはいけない理由

かつおぶしやニボシには結石の原因となるミネラルがたくさん含まれています。毎日たくさん食べ続けると尿路結石症になるリスクを高めてしまいます。尿管結石に関しては尿中のマグネシウムやカルシウム、アンモニア、尿酸、シュウ酸などが濃くなると危険が増します。そもそも猫の腎臓は壊れやすいことを念頭においておきましょう。

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