--麻原の死刑執行を、今はどう考えるか
絶対不可欠だとは思いません。神格化の可能性があります。(元アレフ代表野田成人)
オウム真理教・麻原彰晃が死刑執行されない理由
麻原の死刑執行について紙(誌)面で取り上げられることがありますが、なぜ、まだ執行されていないのか、その理由についてまとめてみました。
宗教には殉教という考え方がある。宗教の開祖が権力によって殺され、その後神格化され、広まることもよくある。
私は、この輩が麻原の死刑によって動き出すことを強く懸念する。
「教組の殉死」というのはキリスト教におけるキリストを見るまでもなく、信者にとっては猛烈なエネルギーの原動力となり、最悪の場合はテロを行うことの正統性へと昇華する。
麻原が執行されると、アレフやひかりの輪が報復テロを起こす可能性がある。多数の死傷者を出した場合、法務大臣は責任を取れるのか、という意見もある。
死刑を執行した場合、警戒が必要なのは、オウム残党による「暴発テロ」だ。いまだに信者は麻原彰晃を崇拝しているという。
施設には麻原の肖像が掲げられ、3月2日には、60歳の誕生日を祝う「生誕祭」が全国各地の施設で開催されている。
地下鉄サリン事件が起きた20年前と違って、いまは50~60機の「ドローン」を使えば、簡単に猛毒テロを起こせるだけに、要注意だ。
麻原の死刑を執行してた場合【オウム真理教の麻原の信者が暴走する可能性がある】
滝本太郎・弁護士は危機感を募らせる。
「信者らは『グルと心でつながっている』と信じ切っている。その中には精神状態が不安定な者が数十人はいると見ています。教祖を殺した日本社会はより恨まれますから、無差別テロも起こり得る」
死刑にすれば信者共が「神になった」とか神格化を始めるだろうな。
今でも麻原が収監されてる東京拘置所の周りを信者が聖地扱いしてうろついてるんだろ。オウムの後継団体の解散のほうが先。
死刑に際しては、検察官や拘置所所長などがガラス越しで執行状況を見られるようになっている。
天井にはロープをかける滑車がついており、その下の床が落ちるようになっている。
015年、東京地検で捜査を指揮した神垣清水は朝日新聞の取材に答え、地下鉄サリン事件から20年が経過し、オウム事件をリアルタイムで知らない世代も増えてきていることに絡み、麻原らの死刑が執行されれば事件がますます風化する可能性が高く、逆説的だがと断ってあえて執行を延ばし、風化に抗うことも選択肢ではないかと述べた。
麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚の刑の執行については2つの条件が必要だとされる。1つはのちのちまで警護対象に耐えられる強力な法務大臣である
2つには後世の検証にたえうる精神鑑定の結果があること
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