リアルな風俗嬢について知る本の紹介

リアルな風俗の世界について知る本を紹介します。

女の子らぶ さん

408 PV

「いいよ。あなたのために売られてあげる」。ホストとして数々の風俗嬢と生身で接してきた著者が、彼女たちの心の叫びをリアルに描き出す渾身のノンフィクション。

夢のある風俗マンガが読みたい、そういう方にはお勧めです。

エロが売り(?)な割りに割りと淡白なエロ描写。そのぶん主人公や周りの人間ドラマを丁寧に描こうとする姿勢には個人的に好感が持てます。

昼間はダサい服装に眼鏡の地味な女子大学生(主人公)が、夜は別人のように綺麗になり、風俗(デリバリーヘルス)でバイトをするというお話です。

最近の風俗は、お客さんの性癖に寛大。なんでもアリです。湯船にプカプカ浮かぶだけの「胎児プレイ」とか、布団を仲間に入れた「変則3P」、陰毛一気抜きのむしられ大好きマゾ男もいれば、風俗嬢とHな面接を延々と繰り広げるじいさんなど、おもしろコワいお客さんが次から次へ飛び出してきます。すべて風俗嬢にインタビューを敢行して聞き出したホントの話。

他人の性癖が実際、どのように部屋の中で行われていることは絶対に知りえないことであるので、本書は、人間の行動を知る上で貴重なレポートだと思う。

鼻の下を伸ばしながら読んでいるとぞっとするような話もある。どこまで本当なのか疑わしい部分も無きにしも非ずだが、人間の性行動、性衝動の不思議さを感じずにはいられない。

書き方をもっと工夫すれば本格的に怖くなるであろう出来事も軽いノリで書いてあるのがいい。

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